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2009年6月

BANZAI

木村カエラ 「BANZAI」

私が彼女の歌を初めて聞いたのは、JASPERという曲です。映画のタイアップになっていた曲でまさにおもちゃ箱からいろんなものが飛び出たようなそんな曲です。色も、音もがちゃがちゃしていて子供っぽくてとても無邪気な印象がありました。

そう、彼女のイメージはまさに無邪気です。

子供って無邪気ですよね、無邪気って邪気が無いって意味だけど。英語だとイノセンスとかそいう単語になると思います。邪気はないけど、毒はあるみたいな。

彼女は、そいうイメージです。けっしてキレイとか、可愛いだけじゃ収まらない、毒っけがある。それがすこぶる子供っぽい感じで存在しているから、やっぱり無邪気って言葉が一番あっているのかなって。

何故そんなことを思ったかというと、この前、「BANZAI」という曲をNHKの歌番組で見たんですよ。ライブ形式で、カエラちゃんは多分4曲ぐらい歌ったと思います。

その時に「最後の曲になります」って彼女がいって、男性ファンの子が

「まだやって!!」みたいに言うんですよ、そしたらカエラちゃん、

「怒られちゃうから、終わりまーす!だってこれテレビだよ!生放送なんだから、急がなきゃ、急がなきゃ!」

って言ったんですよ。

なんて媚びない人なの?

「いいよ、私のこと好きになりたい人だけ、なればいいじゃない、好きにして!」って感じなんですよ、選択権の自由な人!こうあってほしいファンの人には!なんて願ないんじゃないかなー。

ユーモラスのある人って面白いよね本当に。毒っけのある人って魅力的だよね。

ちなみに私は「BANZAI」という曲を聴くと、非常にテンションが上がります。ちょっと前向きな気分になりたいとき、聞いてます!

お勧めですよ!!

1リットルの涙③④(ネタばれ注意)

 フジテレビ火曜21時~ 「1リットルの涙」

今回は、③④をみました。

主人公本人が、自分の病気のことを知るということが中心となっています。

「病気は、なぜ私を選んだの?」

さすが、実話ですよね・・。こういう印象深い言葉はやはり実話からじゃないとなかなかでてくるものではありません。

多分、万人が思うことでしょうね。

明日、自分の身に同じことが起こったら。「何故私だったんだろう?」

その答えは誰にもわかりません。神様は平等ではない。彼女はそう言っています。

確かに、平等ではないのかもしれません。人間は千差万別、十人十色です。

ただひとつ、五体満足に生まれてくることのありがたさ。これを実感し、感謝する。

これですよね。不平、不満はまあ、ありますよ、いきているんだから、生きるっていいことばかりじゃないものね。それこそ、いいこと半分、悪いこと半分。

幸せを感じることも、自分の価値観次第でいくらでも感じられる。それこそ、今日無事に生きていることすらも感謝できるってわけです。

なんだか説教臭くなってしまいましたけれども、このドラマを見て凄くそういう風に感じましたね。実話をもとにしたドラマはやはり感じ方が難しくなる。

非常に慎重に演技しなければ、本人に対しての失礼にあたるので。やはり、役をいただけば、誠心誠意演じなければなりませんよね。

そういう意味でもリスクは高いともいえると思います。それによって沢山のことを問題定義として視聴者になげかけられることも確かなので。

このドラマに関しては、沢尻さんが、彼女の心情を上手く表現していて、私、クローズドノートの時は全然わからなかったのですが、このお芝居を見て非常にいいお芝居をされる方だなと感じました。

もちろん、薬師丸さんもよいし、そのほかのキャストの方も素敵だと感じました。脇役ででていた松山ケンイチさんも、お芝居をあまり見たことないのだけど、主人公の病室にリハビリに行った時、微妙な表情をしていましたよね。ああ、この人、たぶん嫌なんだな、病気の彼女と付き合うのは・・・という感じが凄く伝わってきましたね。

とても嫌な役だけど、とても上手いなーと思いましたね。ああいう微妙なニュアンスで伝えてくれると、ほんとに主人公の可哀相な感じも引き立ってくるので。

誤解しないようにいいますと、やはり、これはドラマなので。そいう演出や演技は必要です。事実を、事実のまんまやるのはドキュメンタリーという、他のジャンルのものになってしまうので。いかにドラマとして視聴者に伝えやすくするかは考えますよね。

またそこも、実話は難しいということでしょうか・・・。

スマイル(ネタばれ注意)

 TBS 22時~ 金曜ドラマ「スマイル」

 今回、ドラマを見たのは、日本テレビ「アイシテルー海容ー」と、この金曜ドラマ「スマイル」の②本だけになりました。

毎回、初回だけはチェックしようと思ってみるのですが、残るのは本当に1本~2本になってしまいますね。

 実話、このドラマも途中危なかったです。正直。

どんなドラマがあってもいいけど、やはり最終的には幸せであってほしいと願ってしまうものです。このドラマも終わりがとても幸せで、とってつけたようなものではなく、努力により勝ち得た、ような終わりになっていたので非常に安心した感じです。

アイシテルもスマイルも題材的には非常にシビアなものを扱っていたと思います。

でもどうしてだろう・・・、私には、ドラマの主題がいまいち強烈なメッセージとして入ってこなかったというのが感想です。

ビドは、生まれ、育ち、環境、が非常に厳しいですよね。あまりにも弱い性格・・。でもなんだろう、松本君が品がよいからかな・・、そういう感じがね・・・あまり出ない人ですよね。

確かに話の中では、ビドは弱い感じでした。そいうふうに脚本上も描かれていたし、けどね、彼は生命力の強いイメージでしょう、まっすぐとした目を持っているし、存在感もしっかりとしている。この役は難しかったかもしれないですね

 保護観察中のビドから、汚れが全く感じられないのですよね、本当にいい子でしょう?考え方もまともだし、人を思いやれる心を持っている。私が感じたビドにはそいうものを感じましたね。主人公の人間性があまりにも完璧だから、唯一弱い心がこの育ちから来た理由って感じするけど、それが弱く見えないからな・・。

後もう一点、親の存在がなさすぎる。彼は親にほっとかれて生きてますよね、生まれてきた子供はもちろん闇なんて存在しないけど、育つ過程で、情緒的なものが形成されるって過去のブログにも書きましたけど・・・、こんな完璧な人間が出来上がる環境に育つというのは設定として厳しいように思います。

後ハーフのくだり・・・もちょっとなぁ。ビドの周りはみんないい人で、不幸から守り全力で助けてくれる。彼は不幸じゃないですよね。そこが彼の悲惨性を薄めているように思いましたね。

別に普通のラブストーリーを見ているならこんなこと書かないんだけど、これは人の死や、差別などを扱ったドラマだったのでそのあたりが非常に気になりました。

後、死刑を待つ人間が笑ってられますかね?これは個人的な意見だけど。もうひとつ、死刑って判決はないですよね、このケースの場合ちょっと無理やりすぎじゃないですか?だって、花ちゃんのお父さんの話がでるまで全員、ほぼ無罪で偏っていたのですよ、それに人に死に携わることを一般の人が選ぶとは考えにくい。ドラマ上、面白くしようとするのはわかるんだけど。

最後、中井さんが、「あなたの息子は人を支配することでしか、心の平成を保つことができなかったんですよ」というセリフ。あの言葉には感動しました。

彼が歪んだ原因は、父親のあり方、やり方に対する結果といえる。

最終、ああ、これはラブストーリーだったのね。って思いました。あ、でも裁判員制度のことに対しては非常に分かりやすく面白かったですね。リアルで!!

松本さん、今回の役はかなり受身の役で主導で回っていないので大変そうな感じしました。でもとっても素敵でした!

中井さん、彼がこの役じゃなかったら危なかったなぁ・・・と思わざる得ないほどの存在感あるお芝居でした。素敵!!

ちょっと否定的なことを書いていますけど、あくまで私個人の意見なので、他の見方があって当然です。読まれた方で不愉快に思われる方がいらっしゃったらごめんなさい!

MONSTER-2(ネタばれ注意)

 浦澤直樹原作「MONSTER」-2

 絶対悪。これは双子の兄ヨハンにたいするみんなの印象。

私達がよく「MONSTER」という単語から連想するのはテレビゲームのなかにある敵で、攻撃したり、やりなおしたりすると、やっつけられるそういうキャラクター的なイメージがあると思います。

この作品で描かれたモンスターは絶対悪なのです。恐怖に対する喜び。

私、凡人には分からない境地ですけれども。

「処刑の時」には、ユンゲルスという錠前がヨハンに使われ、ある4件の殺人事件に関わっている容疑者としてテンマの前に現れるのです。ここでもひとつ、かれの人間性がちゃんとえがかれていました。

「僕は、ただあのからくり時計がほしかっただけだったのに・・・。」犯罪に手を染めるきっかけは些細なことなのかもしれません。

錠前としての腕を買われ、ヨハンに使われたが、ユンゲルス自身が、警察に狙われてしまった為に用無しと、命を狙われる。

その時ユンゲルスがはなった言葉は「モンスターに殺される」

そう、モンスターとはヨハンのことなんですね。決まったわけではありませんが、今の段階で示唆されているのは彼のことです。

ドクターテンマはヨハンら双子に関わったことで、医者本来の道を、人の命は平等であり、人の命を救うことに携わってゆくという信念をもつきっけになった患者だったのですね。

皮肉なことです、ヨハンとテンマの再会はこういう風になされたのですね。過去の病院長殺人事件の一連の犯人はヨハンであり、それはテンマのために行ったことだというわけです。

テンマのショックは尋常ではありません。自分のせいで病医院長が殺されたと思っている。そして一連の事件も。彼の心情は、ヨハンを探すことから始まるのです。

ヨハンの心に住み着いた悪は一体何だったのでしょう?先が気になってたまりません。

ドクターテンマのキャラクターは非常に温厚で、優秀、そして情の深い。人の病気と、心を癒す立派な医師です。

それと相反するキャラクターヨハン絶対悪。冷静、玲哲、無情、何の感情もない、絶対悪。

そしてもう一人、彼の妹「アンナ」ですが、彼女がこのキャラクターを二分する。ちょっとわからない感じにしているんですね。当然、彼女はヨハンの双子の妹ですから、どちらに転ぶかはわかりません。

ひとつ、ひとつのエピソードについていつも思うのが、ちゃんとそのキャラクターに対する愛情が存在していることです。あの、新聞記者、錠前に対してだってちゃんとエピソードがある、そして、テンマという主人公によってなにか方向性を見つけ、救われた感じがする。

彼の作品の面白いところはそいう所ではないでしょうか?そいう、脇にいる人物のエピソードと主人公を絡ませることによって、より、主人公の正当性を強調する効果も得てますよね。本当に頭の良い作者だな・・・。

それは本当に20世紀少年という作品を見ても思いました。

そう、不必要な人間なんて、登場人物なんていない!そいういうことです。

又続きを書きたいと思いますね!

害虫(ネタばれ注意)

 塩田明彦監督作品 脚本 清野弥生 「害虫」

みなさんこの作品の主演は今や国民的女優になった宮崎あおいです。また、我らが蒼井優も作品に出ています。

彼女たちは当時、15歳。映画上では、12歳から13歳を演じています。

この作品を見て思うのは、憤り・・・でしょうか。この前から、子供の心に闇が育つ過程について興味があると書いてきましたが、この作品もそれを考えさせる内容でした。

いったい親は何をしてるんでしょう?私が思った一番の感想です。いくらでも救ってやる方法はあったのに、何で落ちるところまで落としてしまった?!そうんな感想です。

この前、「西の魔女が死んだ」という作品をみました。その少女の母親はりょうさんでした。

今回の宮崎あおいの母親役もりょうさんでした。彼女はこういう役が多いのでしょうか?!もちろん役に違いないけど、ちょっとたて続けにみてしまったものだから、本当にりょうさんが嫌になってしまったほどです。

子供をもった母親が、子供を守らずに、自らの命を断つ、他の男に依存する。もうその行動自体が主人公を追いこんでいったろうし、学校でも居場所がなく、母に捨てられた子といてのレッテルが貼られる。

唯一、心のよりどころだった、先生も彼女の傍から離れてしまう。彼女の行動を誰が何を言えるんだ!っつー話ですよ!!

もう一つの悲劇は彼女の「美貌」。

関わった男を根こそぎ虜にしてしまう。彼女が、同級生の蒼井に助けられ厚生しようとした時、そのタイミングで母親の恋人は主人公に手をだそうとしてしまう。

多分、何かが切れたな・・・。という感じは十分に伝わりました。崩壊した精神状態とでも言いましょうか。ダムの縁をぎりぎり歩いていたような精神が、この出来事によってまっさかさまに落ちた・・・そんな感じ。

彼女を落としたのは、大人、親ですよね。

又もう一つこの作品に描かれていたこと、善意に対する憎悪感。

アイシテルー海容ーというドラマで加害者の男の子が殺害に至ったきっかけが、「幸せに対する嫉妬」でした。そういうもんですよ、だれだって、満たされているとは思っていない、渇望して幸せを求めてるし、もがいてる。

同じだな、と思いました。主人公宮崎の心に宿ったのは「幸せに対する嫉妬」人のことを思いやれるのは、確実に余裕のある人間であると。それを見せつけるなよ!そんな感じ。

「しっかりしろ、大人!」もうこのことがメッセージだと思いました。

宮崎あおいの初主演映画はこの作品。こういうテーマの作品を最初にやっている女優は後跡何かをのこしていくでしょうね。

ちょっと「リリーシュシュのすべて」を思い出しました。後味の悪さはこの作品と匹敵しる感じがします。ただ、残酷で、透明な魂は救わることがあるのだろうか・・・?そんなことを感じずにいられないのです。

演技に対しては、印象に残るものではなかったですが、ひたすら彼女の絶望感だけは画面からあふれ出ていました。

最後、ファミリーレストランの机の上に置いてあった「リンゴ」だけが奇妙で。

子供が落ちてゆく背景には、かならず親が関係しているのです。他の大人が傷つけても、親だけは守ってやらなければ・・・誰が守るのですか?

たみおのしあわせ(ネタばれ注意)

 岩松了監督作品・脚本 「たみおのしあわせ」

 この方、監督もされていたんですね、岩松了さんといえば私は「時効警察」からなんですけど、独特のおっちゃん・・・って感じの人で、まあ、コメディーの要素が強いですよねー。

ただ、この作品をコメディーと思ってみていたらえらいところへ連れて行かれるみたいな雰囲気の作品なんですね。

だから思っていた、想像していた作品とは違っていました。

私、基本的に何か自分のなかで残ってくる作品しかここのブログにはアップしないようにしています。

一応アイドル映画とかもみてますけど、それについて特に書くことがないんですよねー。

感想が出てこないというか・・・。

この作品、感想がでてこないか・・・というわれれば、そういうわけでもなく・・・なんでしょう・・・?よくわからなかったというのが本当のところですね。

オダギリジョーさんは彼は本当になんというか、結構情けない役が以外と多くって実話びっくりしているんですけど。

けっこうヒーローっぽいのが多いのかな・・・と思っていたもんですから。

でも、この主人公の書き方はあまりにもむなしいというか、可哀相というか、もう同情したくなるほどなんですねー。父離れできない息子と、子離れできない父親の話なんだけど、結局世間体とかそういうのは、関係なくて、本当の息子の幸せを最後父親はとったということでしょうか・・・。それはそれで、やはり愛の形だとも思う。

驚いたのが、もう、麻生久美子のキャラクターなんですけれども・・・なんでしょうか?

「私、足元のたずなをしっかりと引いてもらわないとバカな女だから・・」

なるほど、馬鹿な女でしたねー、本当に・・・。

いやぁ・・・父親に色目使ってるとこなんてどん引きしましたけれども。

「たみおのしあわせ」ってなんなんでしょう?それは映画の中ではわかりません。

ただ出ているキャストはものすごくて、あの大竹しのぶさんとか小林薫さんとかは、珍しいぐらいの小悪人ですしー、女を武器にして、誘惑していく感じとかは、元祖「小悪魔女優」を訪仏させるというか・・・。

とても化粧品のCMで見せる大竹さんとは違いますよね・・・。

ちょっと好感をもてる人物が少なすぎたのが残念でしたねー。

西の魔女が死んだ(ネタばれ注意)

 長崎俊一監督作品・脚本 「西の魔女が死んだ」

ここはどこ?

イギリス?フランス?イタリア?・・・・??

そう思わせるほどの圧倒的なイングリッシュガーデンが広がっていて、前の記事でも書いた、ピーターラビットの世界がその映画の中にあったのです。

森、家の造り、ノイチゴのジャム。お手製のスモッグにエプロン。数々のハーブ達。そして、産みたての卵と鶏。そこに優しい顔のおばあちゃん。

はー、こんな映画日本でも作れるんだな・・と感心したほどです。

いつも使う表現、酸素が画面からあふれ出ている。「蟲師」の時は、圧倒的な緑と湿気でどちらかというと、水分を含んだ思い酸素・・・表現おかしいけど・・攻撃的な緑って感じでしたけど・・・、「西の魔女が死んだ」という作品はもっとライトな感じがしました。

人間に心地良いぐらいの酸素!という感じで。

お話自体は緩いテンションで進んで行きます。大きく波打つこともなく、ゆっりと、クライマックスがない感じで。

でも、そいう映画があってもいいと思うのです。

おばっちゃんの絶対的な愛と包容力が、なんとなく馴染めない学校という集団生活の中でそぐわなくなった子供の心を強くしてゆきます。

その時に、自分自身で選んでゆけばよい。

「白クマが、北極にだけ住むところを選んだとして、それを誰がせめますか?」そういうことなんだろう・・・。

子供には絶対的にこういう存在が必要なんでしょうね。最近、どのように育てられたか、という環境が子供の精神に大きく影響するというような問題についてよく考えます。というより考えさせられる作品を多く見ているせいかもしれません。

「なんだか、扱いにくい子だったわ」

扱いにくい子か・・・じゃあいったい扱いやすい子ってどういう子のことをいうのだろう?

多分、そうやって勝手な常識や個人の観念によって縛られた世界で生きにくい子・・・そいう意味だと解釈しています。

おばあちゃんは、そいういう意味のことを凄くわかりやすいたとえで、舞に話して聞かせます。

どの言葉が子供にとって傷をつけるかわからないのです。どのような行動が、子供を傷つけるかわからないのです。何気ない一言が、引き金となって、その子を狂わせるかわからない・・・だからこそ、強い心を育てなければならないのではないだろうか・・・私はこの作品からそういうことを学んだ気がしました。

主演のサチ・パーカーさんは、この作品に実にマッチしていました。心やさしく穏やかで、厳しく、ユーモラスをもった魔女。

やさしいく少し言葉足らずな日本語を実に奇麗に使っていましたよね。敬語ってとてもきれいな言葉なんだなぁ・・と最近思うのです。

私は年上の方と話す時当然敬語を使います。そして仲良くなってからも仕事関係の場合はできるだけ敬語を話すように心がけています。

ある程度の礼儀と節度を失うと、その場は乱れてゆきます。いい加減になって、いい加減になってから、もとの節度ある場に戻すのはとても時間がかかりますから。

手作りの朝食を食べられる、疑問に思ったことに誠心誠意答えてくれる、不安になったり、悲しくなったら、一緒につつみこんで寝てくれる人がいたらどんなに幸せなことでしょうか?

日本が核家族になって、どんどん「おばちゃん」という存在と一緒に生活することが減ってきて、こういう映画でしか見れないのは非常にさびしいことでもあります。時代の流れで仕方がないということはあるでしょうが・・・。

一緒に生活していくうちに、たくさんのことを知らないうちに学んだり、共有したりして心が大きくなる。多分そんなことが沢山あるのでしょう・・・。

この話でとても最後せつなかったのが、おばちゃんと和解できずに終わってしまったことです。あのような終わり方が切ないです。

ずっと一緒に住むことが出来ないのはわかっていますが、「おばっちゃん大好き」あのセリフを最後いって車に乗っていただきたかった。

西の魔女から東の魔女へ・・・これは西洋のから、東洋のという意味もあったのかもしれませんが、あの書かれた文章が何故か本当に切ないように映りました。

あの少女はまだ若く、たぶん感受性が強い。でも、わがままで、正直でもあるそんなリアルな14歳でした。

日本映画は面白い・・。そう思える一品ぜひ、なき昔の生き方を感じてください!!

MONSTERー1(ネタばれ注意)

 浦沢直樹原作 「MONSTER]

 みなさん、深夜にこのアニメをやっていたのをしっていますか?

このお話は、原作は浦沢直樹の漫画なんですね。アニメはその浦沢さんの絵に忠実に描かれて、又話も限りなく忠実に作られていました。

私は、この漫画をいっきに読み、そしてアニメーションを一回みました。そして再度もう一度見てみようと思ったのは、なんてことない先日、あの「アイシテルー海容ー」というドラマを見たからです。

このブログはネタばれ注意としておりますので、話の結は書いてしまします。ご注意下さい。

子供の心の中の闇はいったいどこからくるのか?そのことに対して大きく興味をもったからです。

赤ん坊の心に闇が潜んでいる・・・そんなことありえるでしょうか?

それはやはり、生きていく上で、環境や、育てられ方から、段々闇のような暗い感情をもち人を憎んだり、嫌ったりそんなふうになってゆくのではないだろうか?そう考えるのです。

でも、それは人間としてはあたり前、喜びも悲しみ、喜怒哀楽すべての感情表現が、育つという段階において、知ってゆく。

そう考えれば、育てる側としては、いかにして子供と生きてゆくのかということが、そのこの感情表現、において多大なる威力を持つと考えてよいわけです。

アイシテルー海容ー・・・このドラマで愛する息子は人の子供を殺した。その行為自体は悪いことに相違ないわけです、ただ、そうなってしまった過程・・・なぜなのか・・・。

そのことと、このMONSTERという作品の中に描かれるヨハンの悪魔がどうように関係してくるのか・・・育つ上の過程で、子供に与える影響の大きさ・・・このことについて、事件の大きさや残虐性は違えど言いたいことは同じなのではないか・・・そんなことを思い、この作品をもう一度見てみようと思ったのです。

DVDー1は、主人公ケンゾウ・テンマの医者としての転落と、殺人事件、そして、大きなカギである双子との出会い。双子の男の子は頭部に銃弾を撃たれる、それを助けるのが、神経脳外科医のテンマである。

その運命的な出来事、そして、双子の女の子の奇妙な言葉「殺して・・・」。

よくできた話で、テンマの人柄と、テンマが警察に疑われてしまう理由と、なぜこの不幸な出来事が起こたかという発端が実にわかりやすく、スピーディーに描かれており、何度見ても面白いと思うのです。

又、続きを書いてゆきたいと思います!!

1リットルの涙①②(ネタばれ注意)

 フジテレビ火曜21時 2005年10月クール 「1リットルの涙」

 前回クローズドノートという作品で沢尻エリカさんについて書きましたが、今回彼女が初主演を果したこの作品を見てみることにしました。

 この作品は実話が元になっています。なのでこのような病気が実在し、それにむしばまれている方がいらっしゃるということも念頭に入れてのドラマ作りで、彼女の遺族が、この映像化に対して、五体満足で生きれることって素晴らしいことなんですよ!というメッセージが視聴者に届き、一人でも多くの人に、生きていけることの素晴らしさを感じてほしいという願いからだろうと思います。

 私は泣ける作品が必ずしも名作ではないと思っています。なぜなら、私自身がたとえ、映画の予告であっても泣いてしまうからなんですね。

可哀相なシーン、泣き崩れているシーンには少なからず同調して涙が流れてしまうものです。

先日見た、アイシテルー海容ーという作品でもひたすら涙がでましたが、本当に心打たれて泣いた場面は、あの稲森さんが、板谷さんと対面したお墓のしーんだけです。どれだけ心に響くか、ドスンと刺してくれるか、考えさせてくれるか、そこに名作たるものが隠されている私はそう思っています。

笑ってもいい、泣いてもいい、そして、後に何かを残して考えさせてくれれば・・・。

この作品も今、ひたすら泣いていますが、この15歳という女の子が、やがて、車いすに乗り、話せたりできなくなってしまう状況に、両親が、とくに薬師丸ひろこさんが、非常に冷静でありながら、キャラクターをよく掴んだ演技をされていました。

告知をされて、一生懸命懸命に打開策を模索している姿、医者に訴えてもしかたないのに言わざる得ない状況になった気持を恐ろしいほどリアルに演じていらっしゃいます。

私は実話、薬師丸さんのお芝居を見たのはほんの少ししかないのです。映画「うた魂」、「メガネ」、「バブルでGO」ぐらいでしょうか・・・。

彼女がメンイに立っている作品を見ていなくて、不思議な立ち位置の女優さんだなと思っていたら・・・・、初めてしりました、とても七変化する女優だと。

でも、しっかり保険師として、母親として、豆腐屋のおかみとして懸命にいきる意志の強い、そして、一家の大黒柱のような存在感をもった女性を演じておられました!

素敵な女優さんです!!

又、続きを見たら、書いていきたいと思っています。

アイシテル②(ネタばれ注意)

 日本テレビ・水曜・10時 「アイシテル~海容~」

 昨日で、最終回を迎えました。このドラマ、みなさまいかが感想をお持ちですか?何気に視聴者に問題を投げかけたような、挑戦的な題材でしたが、その造り方こそ、視聴者にしっかりと伝わったのではないでしょうか?

ホンブログ「I VS МYSELF」のアクセスワードで、一番多かったのがこの「アイシテル」という単語だったのですね。みなさんがいかに関心を持ってこのドラマを見ておられたかがよくわかりますよね。

前にも述べました、今、視聴者がドラマ離れしている、というより、テレビ離れしている。それはやはり生活スタイルの多様化もありましょうが、それだけではないようにも思えます。

やはり、面白いと思える作品が少ないのも事実です。そして面白い作品にはかならず、視聴率や、ブログのアクセス数、感想などで反応があるもので、そういった作品に視聴者が集中しているといってよいのではないでしょうか?

今回の作品、前回述べたように、視聴者に考えさせる、問題を投げかける、目を閉じたい、耳をふさいでいたいところを実にリアルに掘り下げて、提示した作品だったと思います。

その取り組み方の心意気に敬意を表したい。私に評されても嬉しくもだいだろうけど。

最後の終わり方にはいろいろ思う所はあっただろうと思います。個人的な意見としては、少々幸せに終わりすぎた感がなかったわけではない。

加害者の少年自身が自分の犯した罪について、非常に繊細に受け止めて、自分なりに罪の償い方を模索し、試行錯誤し、悩んでいるという少年だったため、そういう描き方だったからよかったのかもしれません。

少年役の男の子。名前はわからないけど、前、流星の絆というドラマとキイナというドラマに出ていたのは覚えています。あのときは、正直これほどの演技が達者な子役さんとは思っていなかったですが、この作品では、彼の芝居がほんとうにリアリティーを醸し出し、深い同調を産んだと思います。

本当に将来楽しみな役者さんですね。目がとても美しい。力のある目をしている。そして純粋な光を持っている。意外とこういう子役さんは少ないので。

私が一番この作品のなかで印象に残ったのはやはり、板谷さんという女優さんでした。ドラマの中の印象が強いのは当然ですが、あのやわらかさ、普通さ、平凡さとでもいおうか・・・なんでしょう?彼女のイメージがすっかりと変わってしまったのです。

本編では、なんて器の大きな人間なの?と何度も思いました。

殺されたのは自分の最愛の息子。でも「憎むべき相手はここにいない、憎んでもその先にはなにもない!」そういったセリフに深く同調いたしました。

この作品が、比較的重いは重いなりに「さわやか」な感じで終わったのは、当然被害者側手の人間性が異常に出来上がった人物達だった。しいては、そんな母親だったということが大きくあるでしょうね。

そして、主演の稲森さんでしたが、この作品ほど泣いた作品はないのではないでしょうか?母親らしい沢山の種類の涙を流していましたが、一視聴者として、心掴まれた涙はやはりお墓の前で鼻水たらしながら土下座していた時でしょうね。

素晴らしい役者魂です。人間の感情を引き出してくれる、率直で感情的な涙は素晴らしく、この作品最高の涙でした!!やはり役者はこうでないとね。形ばっかり泣いていても本当に伝わってこないからね。

人間は間違う生き物です、みんな間違いながら歩いているんです。でもその間違いをどうやって乗り越え、その乗り越えるために周りで支え合う人たちが関わってゆくのかということを伝えたかったのでは?

私はこのドラマのメッセージとして、独自にそう解釈したのです。みなさまはいかがでしたか?

ピーター・ラビット

 ビクトリア・ポター 「Peter Rabbit」

世界的に有名な児童図書、ピーター・ラビットの作者は、実話、動植物学者だったのですね。みなさん御存じでしたか?

彼女はスコットランドでこの絵本を描いていたのですが、もともとは人みしりで、内弁慶だったそうですよ!

彼女の父の友人に画家の「ミレー」がいて、彼女の描く絵を見た時こういったそうです。「絵を描ける人はたくさんいるが、君の観察眼はすばらしい」

ミレーの代表作にハムレット「オフィーリア」という作品があるのですが、架空の登場人物に対して、限りなく細かい背景を描写しております。そこにリアリティーを出しているんですね。

ビクトリアは動植物の絵をそれは細かく観察し描写していたのですね。

そして、あの名作の一は手紙だったという事実。

友人の子供を励ますために、ウサギの絵の入った物語風の手紙を送ったんですね。どうにも彼女らしい。

そして、子供はとっても励まされて、その子の母親が、これを絵本にしたらどうか?と、提案したことがはじまりだったそうです。

いやー、偶然が重なったという印象ですが、その偶然こそがまさに必然なのかもしれません。

後は、後世にまで残る大作になったことはだれしもが知ることですが・・・。

彼女の絵の、ピーターは、ホントにウサギのそのものの表情をしていて、そこに表情があるように見せる技法というのが、それが、生態系を、矛盾なく骨格から肉付きまで、そのまま模写しているからこそでるリアリティーなのだそうです。

ピーターに表情がなくてもあるように見えるのは、愛らしい動作を、恐るべきリアリティーで描きこんだ彼女の技術と観察眼によるものだったとは驚きです!!

そんな詳しいことは全く知らなかったけど、登場人物に対しての愛情がにじみ出たような絵柄ということは作品を見ていたらわかりますよね。

色合い、動作、物語のかわいらしさ、すべて彼女の愛を感じずにはいられません。

大ヒットを記録したこの作品で得た収入で、湖水地方の広大な土地を購入して自然保護に力をつくしたのは、なんとも彼女らしく、地球への愛情に満ち溢れた行為ではないでしょうか?

ゴーギャン展

 ポール・ゴーギャン 名古屋ボストン美術館より

「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」

 ポール・ゴーギャンは美術とは無関係の両親の間に生まれました。芸術の都パリで、株の仲買人として生計を立て、結婚もしておりましたが、35歳の時、すべてを捨て、芸術の世界へ身を投じたのです。

家族も、御金もすべてを失うも、ひたすら絵を描く日々に没頭したといいます。

その中、ブルゴーニュ地方、ここはワインで有名な土地ですが、ここで絵をかき続けるのです。フランスは、芸術の国ということもありますが、そうした、御金のない、若い芸術家たちに対してとても親切にしてくれる宿や町があったのですね。

このゴーギャン自身も、自分が生きている時には、絵が認められず、売れずで大変苦労をして、フランスではなく、タヒチで亡くなっています。

こうした若手芸術家が多いのかもしれません。

ここからは、私の個人的な意見でございます。

フランスにいた時代の彼の絵は、やはり、フランス人らしい絵を描いているなという印象なのです。穏やかで、あわい色彩、比較的焦点の合わないタッチ。私はもちろんこの頃の絵も凄く好きですが、なんだろう、似ているような絵を見たことがあるなぁ?という印象をもちました。

「野生と素朴を求めて」

ゴーギャンは、タヒチへ向かいます。タヒチに向かったゴーギャンは明らかに変わりました。色彩です。とても鮮やかな色を使い、物を簡略化して描くようになったのですね。

あきらかに彼の個性がでているように見えました。

エネルギッシュで、生命力にあふれた人、動物、植物、空、海、土。そんな躍動感を感じます。

彼はタヒチで2年を過ごし、そこでの沢山の作品を持って、母国フランスへ帰ったのですが、作品はフランス人に受け入れられることはなかったのです。

運悪く、自分の娘の死を知らされ、作品も拒絶されたような状況で、心身ともに憔悴し、病にかかってしまいます。そして、体調万全ではないなか、創作した大作が、このブログのタイトルにもなっている、

「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」という作品を創作したのです。人間の誕生から死までを一枚の絵に描ききった作品でした。

ボストン美術館には彼の作品がたくさん飾られてあることでしょう。いつか行ける日がきたら!

NEVER ENDING STORY

Limahi  「NEVER ENDING STORY」

 みなさん、この曲を知っていますか?

Turn around, look at what you see.
In her face, the mirror of your dreams.


Make believe I'm everywhere, I'm hidden in the lines.
Written on the pages is the answer to a never ending story.

Reach the stars, fly a fantasy.
Dream a dream, and what you see will be

Lives that keep their secrets will unfold behind the clouds
There upon the rainbow is the answer to a never ending story.

Story


Show your fear for she may fade away.
In your hands the birth of a new day.
Lives that keep their secrets will unfold behind the clouds
There upon the rainbow is the answer to a never ending story.

Never ending story.
Never ending story.
Never ending story.

これは映画「ネバーエンディングストーリー」のテーマソングなんですけれども、この曲をリマールという人が作曲したなら凄いなーと思うわけです。

映画の内容は又次の機会に感想を述べたいと思うのですが。この作品はミヒャエル・エンデという人の児童小説がもとになっているんです。「はてしない物語」

そう、この話はファンタジー、子供の世界で繰り広げられる話なのです。大人になれないこの世界の女王の名前を与えに少年は旅にでるという話。

曲そのものが出だしから何か始りそうなそんな予感と、期待感が募っていて、空や空気大地を思わせるあのメロディーライン。そして、私の勝手な感覚なんだけど、とても少年性を感じる。若いというか、青いというか、さわやかというか、まるで夢の中で空をとんでるような気分になる。

この曲は、CMソングとして、坂本美雨さんがカバーしています。そちらも見事なカバーです。

リマールの方は男性と女性の混声になっていましけど、坂本さんの方は彼女が全て歌っています。とっても美しい声ですよ。

私的には、リマールの声が大人の声すぎて、少年性や小女性に欠けるかな・・・と思うのですが・・。

とにかく、名曲

ハチミツとクローバー(ネタばれ注意)

 高田雅博監督作品・脚本 河原雅彦 「ハチミツとクローバー」

 原作は漫画です。舞台は、美大。集団青春映画だ!なんだか最近このての映画を見ていなかったので。

才能がある人は、才能がある人見つける。そういうことだ。

この映画、漫画に出ているハグという女の子が異常に小さく、そして天才的な才能をもった芸術家なんだけど・・・、これはかなり難しいんじゃないのかと思ってました。

が、われらが蒼井優!すごい!あのふぁーっとした感じと浮世離れした存在感をしかと演じ切っておられました。この人は凄いよねー。私、いままで彼女の役はどこか現実に背を向けて、悲しみとか憤りとかをリアルに演じるどちらかといえば地に足をついたような女優だと思っていたのですが・・・。このハグという役でまたまた驚いたのです。

あの独特の感じを演じ切るってどういう感じ。結果が、映画に存在したハグなんですね。ちょっと別の話をしてしまえば、ドラマでもこの作品やりましたけど、ハグは成海瑠子ちゃんでした。

あのね、見かけとか、そんなの関係ないんですよ、存在感というか空気感の問題なんですけれども、彼女ももちろん蒼井優も見かけはハグとは遠く離れていますが、その独特の人間性が出ているかどうかというところで、蒼井優でした。

しょうがない、だって天才俳優だから、成海さんも可哀相にと思わざる得ません。

まっ、まずそこに驚いたのと、後の配役が実に凄かった。もう一流の俳優ばっかりなんですよー。ちょっとこういうPOPな映画に出そうにない方ばかりなので・・・。

同じく天才芸術家に伊勢谷友介さん。優ちゃんとのシーンは本当によかったな。あの独特のセリフ回しもこの役はあってましたね。天才性も出ていて、二人にしか分かりえない共通の感覚をよく表現していたと思います。

もう一人、もう何度も登場してますが、加瀬亮さん。ちょっとストーカーまがいの危ない学生の役をやってました。いやー、ほんと危ない危ない。この人はこういう人世間一般的にもいるよねー見たいなギリギリのラインで絶妙な芝居をするんですよ。すごくリアリティーがあるという。

このリアリティーなんですよねー。

関めぐみさんは、私初めて拝見します。テレビドラマとかではあまりでておられない方なんでしょうか?背が高くて、顔もはっきりとしていて、美人なんだけど、洋服の感じとかしゃべりかたとかで凄く柔らかい、恋にモヤモヤしている女性を演じてました。加瀬君が、関さんをおんぶするシーンなんてまさに青春!!って感じでした。

そして最後に、櫻井翔くん、この役にはドンピシャリでした。本当に。正直彼が主演というほどの存在感はなかったけど、彼の普通さ、純粋さこれがこの作品には必要だし、より一層爽やかな作品にしていたことには違いないのです。

不器用で、人のことばっかり気にする人に良い青年を、すこぶる爽やかに演じておられました。そして、凡人ぷりも。彼のこの凡人っぷりこそが、蒼井と伊勢谷の天才性を強調させる大切な対象物だからね!!

前にもいいました。漫画と実写を比較するなんてナンセンスです!

この作品、とにかく、青春って甘くて酸っぱい。でもとっても眩しいものです!!

腑抜けども悲しみの愛をみせろ(ネタばれ注意)

 吉田大八監督作品・脚本 「腑抜けども悲しみの愛をみせろ」

 原作は本谷有紀子、本日偶然にも彼女の記事を読みました。劇団「大人計画」の松尾スズキさんに育てられたと書いてありました。彼女の夢は女優。だけど、やればやるほど自分には向いてないときづいたらしい。

そこのこう書いてありました。「小説は制限がない世界」・「舞台は制限がありすぎる世界」見せ方も考え方も全く違う。したがって、頭を使う場所も全く違うとのこと。

よくこういう文句を聞きませんか?「小説の方がよかった」「漫画とイメージが違う」

この言葉からもわかるように、、同じようにはあり得ないこと。原作ものの映像作品を見るときはこのことを念頭においてみた方が楽しめるということだ。

だいたい、二次元のものを三次元に置き換えるのだから、矛盾が生じてあたりまえ!文体は独吐もあたり前だが、映像作品で特にドラマなので、べらべらと自分の感情をしゃべるということ自体あまりないことだ。

すいません、本作から離れてますね。

彼女は女優としての才能はなかったかもしれないけど、本作はとってもおもしろかったですよ!

まず、腑抜けども!いやーだれだれ?!みたいな、悲しみの愛をみせろ!悲しみの愛ってなんじゃいな?

面白い題名つけますよね!インパクト大ですよ!!そして恐ろしいことに、この作品のすべてはこのタイトルに凝縮されているんですよ。まさしく言いたかったことはこれ!これなんですね。

腑抜けっていうのは、和合家一同のことなんだけど、もう最初は見ていられないぐらいバラバラの家族なんですよ。そして、兄の死をきっかけに、家族は本音をさらしてゆく。

「やっぱお姉ちゃんは最高におもしろいよ」この言葉をはなった妹キヨミとその対象である姉スミカ。この姉、スミカが本当に性格の悪い、目的のためならどんな手段でも使うという女なんですが、ラスト・・・なるほど、妹にもその血が受け継がれている。姉の必死のパッチで金を貯めている悪行を全て漫画にしてしまうという。

そして、その漫画雑誌がホラーなんですよ、ここポイント!才能もあったもんだから、全国紙にのって超有名になってしまった。という

そのことで、妹は反省して、姉に罪の意識をもつんだけど、姉が、義理の兄を精神的にも肉体的にも支配してると知って、また、漫画家としての血が騒いでしまう。

家族のことを考え、だまっていることができない!創作意欲をかきたてまくられ、書いてしまうそんな自分勝手な妹・・・ほんと腑抜けですね。

最近の邦画で久しぶりにマジで面白いと思いました。最初は最初の一時間みて、又明日みよーぐらいに思ってたら、いやいや面白くってみちゃいました。

この作品、最後の終わり方が実にいいんですよ。

「あんた、私がおもしろいんだったら、最後まで見なさい!」と姉が妹に掴みかかって言うのですよ、二人とも泥だらけで、バスに乗って東京までいく。

この姉妹どうなるんだろう?でも、非常にすっきりとした気分になりましたね、いろいろあるだろうけど、なんとかやってゆく、そして、姉は姉で面白い人生を送れそうだって。正当に「希望に満ち溢れてる!!」なんてことないけど、けど、でも!未来は明るいのでは?!と思わせる最後でした。

佐藤恵理子さんって女優というイメージは全くありませんでした。でも、この役はすこぶる当たり役だったと思います。素敵でした。

後はもう名優達ですね。永作さんと、永瀬さんは奇妙な夫婦だったけど、面白かったな。永作さんって悪女のイメージ強いけど本作は非常に微妙に世間から感覚のずれた役をやっておられました。空気がよめない!とよく言われるタイプの人間です。上手かったなぁ・・。本物の女優ですねー。そして恐ろしいことに私は彼女に感情移入してしまいましたけど。

彼女、本当に、スミカさえいなけれなお兄ちゃんといい夫婦になったろうな・・。と思いました・姉と妹は東京に向かって行ったけど・・・、永作さんが又一人になっちゃって・・・。悲しい・・。どうなるのかしら彼女・・・。

このブログ多分本作を見た人じゃないと理解しがたいよね・・。とにかく言いたいことはおすすめです!!

眉山(ネタばれ注意)

 犬童一心監督作品 脚本 山室有紀子 「眉山」

 みなさん、四国に行かれたことがありますか?香川、愛媛、高知、徳島四つの県がありますが、今回の映画では、徳島が舞台となっています。

山と、海と、空と。

大自然の中にたたずむ小さな町。

この話は、母と娘の話なのです。江戸っ子で気丈な母と、父のことを全く語らない母のことに不満を持つ娘。そんな二人の関係が、末期ガンという病気を経て、少しずつ思いを共有していく、知ってゆく。そういうお話です。

江戸っ子の切符うのいい母を宮本信子さんが演じられてましたけれども、宮本さんといえばそう、伊丹監督の奥様でもありますし、伊丹作品の主演女優でもあります。数々の名作の中で生き生きと描かれ、魅力的な女性を演じられていました。

そう、その印象が強くて、他の作品の印象が全くなかったのですよね。朝の連続ドラマ小説「どんど晴れ」で、出ていましたっけ・・・。

なんだか、ほんとにその気丈な母親がにじみ出たような感じでした。余命が短いと知りながらも着物を奇麗に着こなし、乱れることのない精神力。娘を甘えさせない、父親であり、母親であった女性を凄く演じてらっしゃいました。

そして、なにより、色っぽい。この年齢独特の色気が存在していまた。娘の父であるその人が好きだという、指輪を手放せないという。そんな切ない感じも。素敵でした。

犬童監督は、前にも書いたように思うのですが、人物の持つ色気を引き出すのが上手いように思います。

松島奈々子さんにも、同じように思いました。松島さんのイメージとして、キリッとしているとか、かっこイイ女性とか、エレガントとかそいうはあると思うのですが、色っぽいイメージを持たれる方って少ないのじゃないだろうかと思うのですね、でも、この映画のなかの松島さんはとても色っぽかった。もちろん変な色気ではありませんよ!

人間がもつ上品な色気の方です。

こんなわけで、二人の女優さんが、そう、こういう親子だったんだ。って感じが凄くでていましたね。最後、母親の願いをかなえるべく、娘が本当の父親の所に会いにゆき、そして、徳島県の「阿波踊り」という最高の舞台で二人が再開する。しかも見つめあうというシンプルな方法で。

とても印象的なシーンになっていましたね。

松島さんの性格描写もとても細かく描かれていて、じめじめした、はっきりしない感じと漠然としたいらだちが出ていて、とてもよいなーと思ったのです。

あまりこの作品の評判はよくなかったみたいですけど。でも、優しい映画、監督の持ち味はしっかり感じることができましたよ!

ただ、雰囲気的なものはやはり染まり切ってはなかったかな・・・と思いましたけど。大人の映画です。そして、いつものように、徳島の大自然が、画面の中からあふれ出ており、ああ、酸素豊富ー!!でした!!

犬童作品とりあえず、一通り見たかなーという感じです。多分まだまだあるのだろうけど。ああそう、タッチとかも撮ってらっしゃったのですね。

あだちみつる。名作ですね。でも、そうだな、いいかな。又新しい作品が出てきたら見てみようと思います。独特の感性の持ち味な監督だから、追いかけてゆきたい気持ちです。

なんだか、監督を追いかけるって不思議。私今までありません。でも、この監督の作品はどうも好きですねー。雰囲気が。

黄色い涙(ネタばれ注意)

 犬童一心監督作品 脚本 市川森一 「黄色い涙」

 犬童監督作品で面白いのがありました。今をトキメクスーパーアイドル「嵐」とのコラボレーションです。へぇ・・・合うの?と思っていました。なんだろう、嵐ってゆるいのか?古いのか?懐かしいのか?なんだかそんな雰囲気が似合ってましたね。

犬童監督の作品はどこか、あったかい全体的な空気のなかに、ちょっぴりしょっぱい感じがただようようなそんな作風だと思うんですね。今まで見てきた作品に共通して言えることですけれども。

何度も書きました。アウトサイドに生きる人を非常に魅力的に描くっていう。この作品に関しても同じことを思いました。波に乗れてない、王道を歩いていない、現実に足をついていない若者たちのあれやこれやが淡々と綴られている。

本当に、脚本上、大きなゆさぶりはナイです。それはグーグーでも同じでしたけど。ただ、ちゃんと人間の軸みたいなものがわかるように書かれていて、嵐の人たちがそんな感じを出していたのではないでしょうか?

個人個人に思うことは別として、あの五人独特の雰囲気が、妙にこの時代に合っていたということは間違いないと思いますね。なんだか懐かしい感じがするもの。

だから、グループ自体がもしかしたら、本当にゆるい、ゆったりとしたグループなのかもしれませんね。誰も、急いでない、ゆっくり歩いてる。自分の道をしっかりと一歩一歩歩いてる、そして妙な安心感がある。そんなグループだな。

グーグーでもおなじみの人が出ていました。あの、猪口公園のゾウの飼育員さんが、黄色い涙では、桜井くんのやっていた人の先輩でした。

そして、二宮くんのお母さん役の人が、小泉さんのお母さんでした。ちょいちょいおなじみの人が出ていて、犬童さん好きなのかなと思いましたね。

SPアイドル松本、報道の櫻井、芸術の大野、バライティーの相葉、演技の二宮、彼らはほんと多種多様だな・・。個々で凄い輝いているけど、5人集まるとなんだか本当にアイドルだな・・ゆるーいアイドルだな。

今回は、二宮くんが主人公だったと思います。彼中心に話が回っていたので。しかし、ほんと昭和が似合う人だな。この人一人だけ全く違和感なく、昭和の人でしたわ。最後の方の田畑さんと向かい合うシーンなんて、おっさんかと思ったし。年齢不詳ですね。

彼のお芝居で、ドスンと来たのが、編集者に自分がこの夏ひと夏かけて書いた漫画を持って行った時の表情です。編集者がね、「こういうのは、内では扱えないね」とバシンと断られた時の彼の表情です。微妙な落胆とくやしさがまじったような、そして「ああやっぱりな」というような表情をしたんですね。いやー、すごいな。彼はセリフがなくても多分大丈夫な役者でしょうね・・。何を言いたいのか凄くよくわかるから。

今回の配役は凄いな、本当によくできている。嵐というグループ自体がキャラクターとしてかぶりがないのかもしれませんけど。

あの王道、しっかりと地に足をつけて、働いている集団就職している青年に、松本潤君がやってましたけど、彼って、そんな感じしますよね、真面目で熱い。まさにこのキャラクターとダブりますよね。

人のいい、傷つくことを恐れて、夢見がちな青年でも憎めないみんなから愛される、音楽青年を相葉君がやっていました。香椎さんとのラブシーンも、最後に松本君に取られちゃうところも・・・相葉君ぽいですね。すごく繊細で、やさしいお人よしな雰囲気がそっくりでした。

画家を目指している、現実離れしている、でも、ひょーひょーとしている。ちょっと地上から浮いているような青年を大野智君がやってましたけど・・。彼もそんな感じする。芸術肌でそのことに没頭する。それを素でやっていたようにも見えました。

櫻井君の役が、唯一ま逆なイメージかな?夢で生きている人間、言葉にはするけど、まったく行動にだせないそんないーかげんで、でも、明るい太陽のような青年をやってました。かなり役ず作りしたのかな?本来の彼は、非常に頭の切れる、器の大きい感じの人ですもんね。でも器が大きいところは役と同じかな?

後。二宮くんですけど、主人公を彼にやらせたわけがわかりますよね。なんか、二宮くん自身にこういう感じしますから。個人で戦っていく!って感じ。自分の描きたい漫画で俺は生きていくんだ!ってキャラを強い信念みたいな感じ。二宮君自身からも受けるもんね。

犬童監督自身にも同じような姿を思います。俺は、俺のスタイルで撮ってゆくという。だから独特の柔らかい雰囲気がどの作品にもある。そういうデレクションをされている。

青春を感じたい人にはお勧め!嵐好きな人にもいいかもね!

グーグーだって猫である(ネタばれ注意)

 犬童一心監督作品・脚本 「グーグーだって猫である」

さて、この映画、原作は漫画らしいです。そうか、少女漫画にはたまにこういうテンションの作品ありますよね。ゆっくりと、ゆっくりと、精神的描写を、独特の絵で表現していくような作品。

私は、この手の作品が好きな方です。どちらかといえば。

そして、この漫画を描いた作者が、なるほどこのような人物であったか・・・、納得できるような気もしました。

独特の感性で生きている。それも幼少時代から、現代に生きるまで。彼女を理解して、彼女とともに歩く人はなかなかいないでしょうね。でも、合う人がもしいればそれは、抜群にあうことでしょう。

人は独特とか、個性的という言葉を良い表現で使うときと、そうでない時とありますね。この作者はあきらかに独特な人間性を持った人のように映ります。でも、映画の中でその人はいい表現としての独特感がでていて凄く素敵だったんですね。

時間は人に与えられた平等なものだけれど、感じ方は千差万別ですよね。その流れが穏やかでゆったりとしている印象を持ちました。これがこの映画の印象のすべてといってよいと思っています。

犬童監督は、本当に穏やかでゆったりとした方なんでしょうね。脚本も書かれたということだから、男性的ではないように感じました。一つひとつ、猫の動き方にしろとっても可愛らしくて、女性的な目線だな・・。という感じかな。

だからかわからないけど凄く私自身の波長とあうような気がしました。でてくる風景は吉祥寺で、風景もまた格段にきれいなんですよ。

それに加わる、小泉今日子さんの雰囲気。彼女、いつからこんな女優になったんでしょうか?昔はアイドルでしたね。イエーイ!!とか言ってた気がします。

まっ、今となっては、過去アイドルだったとか関係ないしね。本木さんも、永作さんも、篠原さんももとアイドル。でも今はしっかりと地に足をつけた独特の雰囲気を持ち得る俳優さんとなられています。

素敵でしたね、ぼそりと呟かれるそのセリフの感じとか、全身から醸し出されるマイナスイオンとか。ほんと素敵でした。

上野樹理さんは、そんな優しい雰囲気にちょっとアクセントをくれるような人でしたが、かわゆい。なんだろう。あってなさそうでこの空気に溶け込んでたな。

そして、私が一番驚いたのが、大後寿々花さん。この女優さん凄い・・・。なんか凄い。どこがすごいかわからんけど。びっくりした。最初、池脇さんかと思ってました。

先生がガンにかかって、女性としてとても悲しんでいた時、グーグーの存在とそして、前の猫のエピソードがとてもジンワリきました。そう、通じ合っていると思いたい。ともに生きてきた生物とは。それがたとえ人間じゃなくても。猫であってもね。

やさしい、やさしい映画でいした。悪い人はひとりもおらず、優しさと穏やかさと、あと、子供のように生んできた作品を大事に読まなくてわなりませんね。

犬童監督の作品好きです!違うのも見てみようっと!!

夜王(ネタばれ注意)

 TBS金曜ドラマ「夜王」

再放送の枠で、あの「女系家族」の後をこの「夜王」を放送していました。みなさま見ておられましたか?放送時には、まったく見ておりませんでした。

「ただのホストとは、言わせない」「ホストが女性を幸せにすることもあるんだ」そういう名目で制作されていましたね。

イメージが変わった方はいらっしゃるのではないでしょうか?

ただ、あまりにも日常生きていて縁のない世界のお話だったので、見ていて発見が多かったですね。だいたいあれだけお酒を飲んでいて体を大丈夫なのか?とか、いったいお金持ちの女性はどれだけ御金を持っているのだとか・・・。

主人公の人柄は、これは主役にもってこいのキャラクターで、真面目で本気で人のために自分がなにかしら出来ることを探しているという男でした。

主役の松岡君はそういう感じがありましたね。悪になり切れない非常に美しい精神をもった男というのをよく出していたし、それを見込む、オーナーにも、スポンサーである、レミさんも、周りを取り囲む人も・・・、ああ、この人にはついてくるだろうな・・。という独特のオーラが存在していました。

だから、非常に恵まれた存在であることに視聴者が違和感を持たないで済みます。そこがこのドラマの成功していた点。

実際問題として、ホストが女性を幸せに出来るのか?ということに対してはそうね、どうだろう?って疑問符がつきますけど、見ていて気持ちのよい終わり方ではありました。

彼の欠点は非常に不器用な所でした。まわりが、ええーそれは、やめとけよ!ということに対して、そこにこそ価値があるという男だから。

イライラするけど、しょうがない。そこが人間性としての描写ですからね。ただ、何か物語の一つとして、パンチが足りない・・。塩がもうひとつ効いてないと感じるのはなんだろうか?

やはり、奇麗事を並べすぎている点だと思う。・・・・作品としては非常にさわやかな上がり方してるけど、やっぱり、人間奇麗事だけでは済まされないのが人間なのでね。

しいていうならそこかな・・・。偉そうにすいません。

今回気になった演じ手の方が二人。一人は、星野真理さん。ほんの一話的なゲストとして出ていたんだけど、上手いな・・・あの人は・・なんだか、演技を見てると驚きがある。びっくりするんだけど・・。ホントに爆弾のような人ですよね、この人。当然、よい意味で使ってます!

もう一人は、要潤!いやーおっとこまえ!あの、違う作品でも十分見ていたはずだけど、いやー、役もあったと思いますけど、男前でしたねー!素敵すぎません?

あっ、「カメも意外に早く泳ぐ」って作品にも出てました!あの役面白かったなー!たしかハゲテル役だった気がします。

イケメンパラダイスが好きな方、昔のイケメン達がいっぱい出てましたよ!!

転々(ネタばれ注意)

 三木聡監督作品・脚本 「転々」

この方の作品、前に一度見たことがあって、それが「カメは意外に速く泳ぐ」っていう映画で。

なんだろう、ストーリーも独特で凄く面白かったり、訳わかんなかったりした記憶があります。だた、でている俳優さんは、今をときめく俳優ばかりでした。そんな光輝いている人たちが、すごーくゆるーいテンションの映画にでているものだから、なんだかその馴染みっぷりに笑ってしまうみたいな。

三木監督は、今度も映画公開されますよね、「インスタント沼」・・・なんだろうこの間の抜けた題名・・・。ただ、ホントに私の好きな俳優さんがごろごろでている。インスタント沼では、加瀬亮さん、松坂慶子さん、風間杜夫さん・・・このキャストだけでも見たい!

加瀬亮さんは、言わずと知れた、日本映画の代表俳優みたいな人ですが、松坂慶子さん、もう大河ドラマ「篤姫」ですっごい好きになって、彼女の芝居と、あおいさんのシーンが凄く凄く好きでした!「姫様、あっぱれでございます!!」ってセリフ!今でも忘れません!!

風間杜夫さんは連続ドラマ「ありふれた奇跡」の時に初めてしっかりと見たって感じなんですが、いやー上手い上手い!!あの山田太一さんの脚本を一番上手にやっていたんじゃないでしょうか?独特の言い回しがあるでしょう?なんだか、言葉を繰り返すみたいな、そういう感じが上手くってねー。いや、面白い俳優さん!!って思ってたら、「インスタント沼」見にいこっかなー。

主人公は麻生久美子さん「時効警察」の三日月くんですねー。本編、転々にも出ていますよ!ちょっとした友情出演でしたが。

私、話の内容的にはあんまり理解できなかったのだけど、話にはしっかりと乗れたって気がします。この作品に関しては何かを提示して伝えたいというよりも、こういう人たちのこういう生き方がありまして・・。っていう感じなんだよね。

やさしいとらえ方で、もちろん映画だから成り立つのだろうな・・・っていう雰囲気は凄くするんですけど、描写が面白いのですね!まず設定。

「妻を殺した」えーっ?ですよね、そんなこんなで借金をチャラにするべく三浦さんの散歩つきあうことにしたオダジョーさん。

まあ、二人の関係性ですよね。妙な感じで、でも馴染んでるみたいな。歩いていくたびにね、二人に父子関係みたいなものが生まれてくるんですよ、ジワーンとね。それで、オダジョーさんの境遇が、両親に捨てられてみたいな設定だから、ほんとに、三浦さんが自首するのを止めたい見たいな気持になってくるっていう。

ほんとに微妙な感じですけど、そこがジワーンといいかんじなんですね。

私、勝手に想像していたんですが、オダジョーさんって、ハードじゃないのね。イメージとしてはよく、授賞式なんかで奇抜なファッションで、発言も拗ねてて、斜め横から物事を見るような雰囲気あるから、なんだか他人を寄せ付けないような感じかと思っていたら、今まで見ていた作品・・・意外と人間性にあふれた役が多いんだな。これが。

気の弱い、でもなんだか助けちゃうみたいな。時効警察や今回の転々なんか、ああそうそう、ぼくの妹という作品でも自分の為に生きてるっていうより、他人のためにって役が非常に多いですねー。だからギャップがある。でも馴染んでるみたいな。

三浦さんもそう、スカシタ感じの、人を上から見るような役のイメージが強くて、気の抜けたゆるーい雰囲気が意外でしたね。後、この方瞳が凄くきれいだな。なんだか少年のように見える時がある。

後、脇の俳優も面白かった。ふせえり、岩松了、松重豊もう最高のスーパーサブ達。普通に会話してるだけで凄く面白いのね。

つむじの匂いがくさいって何さそれ?!

最高に面白いエピソードが、オダジョーが小学生だった時、友達の誕生日に呼ばれて、プレゼントを用意しなきゃと思って考えていたんだけど、そのあげたかったプレゼントってのが小学生にしては高額の「ラコステのポロシャツ」で!

まっ、当然無理だから、靴下を買ってきて、そこについてるラコステのワニのマークを切り取って安い白のポロシャツにくっつけたってエピソード!

いやー・・・・おもろい。

とにかく、ゆるーくて、優しい映画でした。ほんとに見てて小ネタ満載。

蛇にピアス(ネタばれ注意)

 蜷川幸雄監督作品・脚本 「蛇にピアス」

15Rですね。そうか・・、15R・・・いやぁ・・もっと年齢上げた方がいいんじゃないかい?と思いましたね。この作品からは「痛み」そう、それしか感じられません。

この映画の原作は、金原ひとみさんらしいのですが、最近有名になった作家さんで、とてもお若いのだそう。

わたしの理解力が足りないのでしょうね、ごめんなさい、伝えたいことがわかりません。ひたすら痛い、そう痛い映像でした。

吉高百合子さんは、本当に体当たりなお芝居でした。オールヌード。ここまで全裸で芝居しているとは全くわからずに見ておりました。

ただそこから感じるのは、痛みだけでした。あきらかに、そういう作り方、撮り方をしているのであたり前なんですけど。

痛みだけが私が生きていると実感させてくれるもの。

なるほどね・・・。彼女は何故そんなふうになってしまったのでしょう?そこが全くわかりません。彼女は、なぜ体内改造をすることにしたのでしょう?それが全くわかりません。

私の理解力の問題ですよね。多分。

この映画は見ていてとても不快に思いました。だから、なんなの?

あのように刺青をすることも、舌にピアスをあけることも、すべて自己満足の世界ですもの。あの・・・終わり方に、希望はあるのか?希望があるんですか?

ないなら、彼女はどこへ行きたいのですか?まともに生活したいのですか?

・・・よくわからない。

ぐるりのこと(ネタばれ注意)

 橋口亮輔監督作品・脚本 「ぐるりのこと」

 ぐるりのこと・・・どういう意味なんだろうか?でも何となく優しくて、あったかいような、つながりがあるような・・・そんなイメージを持ちます。

大人の映画だと思いました。なかなか若い人には分かりえない感情かもしれない。でも、とても優しい内容の映画だと思いました。

やっぱり子供を産むってことは、女にとっては大変に重要なことなんだな・・。そう純粋に思いましたね。

なるほど、お腹の中にいた子供を亡くすってことは、こんなにも精神的に打撃をうけ、心と身体を傷つけることなんだということ。

中絶ってありますね。お腹に出来た子供をおろすことですけど・・・。実際、子宮に中に金属を入れて、取りだす。

スイカの中に、まあるい半径1㎝ぐらいの穴をあけて、そこから金属のスプーンを突っ込んでかきだすようなものだ。そうならったことがある。スイカを縦に割ってみると、スイカのなかみはぐちゃぎゅちゃである。

中絶は、そいうことだって。

もちろん、わかっています。原因がわからず赤ちゃんがお腹の中で亡くなってしまうこともあるでしょう。妊娠も、出産も女にとっては命がけですから・・。

子供を亡くすってことが、主人公翔子さんにとってそれぼど、自分の精神を蝕んでしまうほどのことだったということだ。ってことが、すごく丁寧に描かれていたんです。

翔子さんの性格がとっても、きっちりとしないと気が済まない、真面目なタイプで、とっても繊細な方だったから。後にそれが、誰に似ていたのかってわかるんだけど。

振れ幅のない、繊細な人物を木村タエさんが実によく演じておられました。彼女はドラマなどでよく見る方で、本当に透明感のある涼やかな美女です。悪役にも、優しい人にも、なんにでもなれるスーパーサブって感じの役者さんでしたが・・。

この役で、注目されてよかったですね。実力があるには間違いないけど、いままで表舞台で光を浴びてこなかったというか・・・。彼女は、彼女って感じがします。ほんとに誰誰のようだという形容詞がつかない、自分自身の独特の感じを持っている。でも、キムラさん自身がその役にいないっていう。素敵な大好きな女優さんです。

今回の役で、リリーフランキーさんが、ああいいなぁと思った役者さんでした。もう、完全なる雰囲気俳優ですね。演技が上手いとか、下手とかそんな次元では語れるもんじゃない。その人が、その映画に存在する。それで大丈夫っていう。りりーさんがどんな方が存じ上げませんけど、この役の人とそうかわらないのじゃないのかな・・?というくらい自然でした。

そして誰かに似てるって思ったんですよ、そう、オダギリジョーさん。もちろん東京タワーという作品でリリーさん自身を演じているからそう思えてもあたり前かもしれませんが、いやー、キャスティングしたわけがわかるというか・・・。似てますね恐ろしく雰囲気が。

私、翔子さんの家族がとても不思議でした。彼女は、家族の中で非常に浮いていました。浮くって何が?存在がですよ、彼女一人だけ異質な感じがして。

正直、他の家族は少し下品な感じしましたね。もちろんそういう脚本にしてあるのだろうし、そういう演出だったからあたり前なんだろうけど。

そのなかで、翔子さんの心が少しずつ乱れていった感じですね。その乱れていった感じを旦那が、大袈裟でなく、ただ傍にいるという方法で癒してゆく。

リリーさんの役は、父親が首を吊ったとうエピソードが少しあって、なにか悟りのようなものを本能的に感じ取っている、見えているような人でした。

声のトーン、佇まいから、そんな雰囲気が伝わってきて、ああ、この旦那さんと一緒にいれば翔子さんは絶対立ち直れる。そう思えた暖かな作品でした。

人を思いやるのは、やはり口だけではなく、態度、そして側にいるそんなことかもしれません。

CM 日清カップヌードル 「Freedom」

日清カップヌードル・・・こんなに先が気になったCMあったでしょうか?

最近の作り方が、ストーリー仕立ての作品が多くなってきたと思います。さまざまにシリーズ化されている。が、このCMの場合、完全なるストーリーが出来上がっていて、世界観も確立されたものがありました。

 宇多田ひかる「kiss & cry」という曲がバックで流れていました。曲そのものの題名は一見意味がわかりませんが、あのフィギアスケートで、選手が競技を終えて採点を待っているスペースのことをkiss & cry というのだそうで。なんとなく、この英語の羅列から、イメージがつかめますよね。泣くか、笑うか・・そんな感じします。

そういう世界観のなかにプラスアルファー、「Kiss & cry」がある感じで、私はこの曲を聴くと、勝手にカップヌードルのCMを思い出してしまうほどです。

このCM、沢山賞をとっているみたいですね。

「人類は月へ移住していたEDEN・・自由を求めて、少年は駆ける!」

少し、あの機動戦士ガンダムの世界観を思い出しますけれども、ここにとてもよいセリフがあったんです。

「人間は、地球をコントロールできない、未来はあたえられるもんじゃない、自由を掴め!」

この人類が宇宙に住居を求めた理由は、たぶん環境破壊などで、地球が浄化する必要があったのではないかと推測。人間は、地球をコントロールできない・・・・。すごい言葉だな。本当に、環境環境、ECO、ECO言うけど、誰のためにやってんの?地球のため?

いやいや、人間の為でしょう?なんだかエゴイストだな・・。地球は人間の為だけに存在しているわけじゃないのに。

自由とはなに?永遠のテーマ・・。まだ答えは分からない。でも地球とともに歩くしかない!

日清食品の創設者は、戦後、食糧がまともにない時に、食べるものさえあれば人間は希望を持つことができるというようなことを言っているのを思い出しました。ごめんなさい、詳しくはわからない、間違っているのかもしれないけど、私の記憶のニュアンスとしてはこんな感じで残っています。

自由を掴め!活力は、食べることから始まる!奥が深い、考えさせられるCMとても素敵だと思うのですが。

余談・・・。木村拓也さんのファンの方ごめんなさい。少し・・というより、今のカップヌードルの宣伝にはがっかりしてます。ごめんなさい、まえのCMから伝わったような、深くて心理的なメッセージがないのです。

今度は前のシリーズ「NO BORDER」のCMについて、書きたいと思います。

ニライカナイからの手紙(ネタばれ注意)

 熊澤尚人監督作品・脚本 「ニライカナイからの手紙」

「風希・・お誕生日おめでとう」

1年に一度とどく母の手紙、6歳の時から、一度も沖縄にもどらず東京で暮らしている母。

母が生きていると信じている娘。

写真に興味を持ち、やがて東京へでてゆく。

「母を待つ子供の、子供を思う母の、それを見守る祖父の絆の物語」

やさしさが溢れた作品。映像から、塩のにおい、青い空、広い海。そのなかに一人母親をまっている蒼井さんの姿が孤独と、動きだしたい衝動を抱えながらシャッターを切っている。

何かを表現することによって、気持ちを整理しているかのような、ひたむきな姿がみていて切ない・・母親を待つ子供・・もうその状況だけで泣けてくる。

だれもやりすぎた演技はしていません。静かに、静かに動く感情を追っている感じです。

南果歩さんという女優さんは、渡辺謙さんの奥様ですけれども、なるほど、とっても雰囲気のある方ですね。不思議な魅力を感じます。なんだろう、ちょっと少女のような、果物でたとえると桃のような感じでしょうか・・、小悪魔的なというか・・魔性性を秘めているというか、無邪気のなかの悪意というか・・・ただのいい女だけじゃない感じがありますよね。

なんか、あの小泉今日子さんとか、永作博美さんみたいな雰囲気があって、ちょっと独自な感じがします。魅力的ですよね。

そんなお母さんと、蒼井優さんなんですけれども、蒼井さんはもうこの手の役はお手の物なのではないでしょうか、彼女のひたむきに待つ子供心と、本当のことが知りたいという葛藤と悲しみが表情、体の表現から溢れかえっていてなんだか見ていて切なくなりました。お母さんと一緒に暮らせていない孤独を背負った少女をよく体現していて、だからこの子ちょっと生命力うすそうで、消えてしまいそうな寂しさがただよっているんだなーって感じしますよね。それが自然に表現されていました。

ストーリー展開としては途中でわかります。多分、お母さんはもうこの世にいない。タイトルからも想像できますけれども。

あの、優ちゃんがとっていた写真、テーマがはっきりでていましたね。

監督は、あれぇ?どこかで見たことある監督だなぁ・・と思っていたら、そうそうあの「虹の女神」という映画を撮った監督でした。

なるほど、再び蒼井優さんとタッグを組んでいる。やはり、監督に創作意欲を沸かせることのできる女優なのかもしれない。

映像的にも、監督らしさが出ていました。雰囲気作りに徹底していた点。脚本も書いているんですね。終始、蒼井優にはじまり、蒼井優に終わった。葵祭でした!!

見てください、なんだか昔を思い出すような懐かしい涙が流れるかもしれません。

CM オリンパス 「わたしは旅をしています 空編」

 私、このCMが好きです。知ってますか?

オリンパスのCM「私は旅をしています 空編」

このCMに使われているのは、MR、Children「彩」という曲ですね。

ゆるやかに流れる曲調と、桜井さんの声が、このCMにあってますよね!

多分、だいぶ前に流していたCMだと思うんですけど、今のCMよりもなんだかよくて、映画を見ているような気分になるんですね。

今は、企業がだいぶ御金がなくなって、というか不景気ということもあり、CMもなんだか面白くないものが増えたような気がします。

このCMもかなり、ロケして、環境整えて、撮影しているだろうし、なにより商品の説明をごちゃごちゃしていないのもよい!

なんだかこちらのイメージを刺激してくれるというか、ああ、この商品を使うとこんな感じに写真がとれて、っていう感じを宮崎あおいさんがやっているんですねー。

日常の旅のお供にオリンパスみたいな。そういう企業側の意思が伝わってくる作品。

宮崎あおいさんは、もちろん今や日本を代表するような女優となりましたが、とても素朴ですよね・・、ああ、普通の女の人を演じられる人って感じですよ。それが、姫になったり、するっていう。もちろんとっても可愛いには違いないんですけど。

そんな彼女が演じているからこそとっても暖かで、ゆったりしたような気分になる。後声・・彼女は声がとてもいいですね。

少年そらとあおいちゃんの言葉のやりとりが面白い、面白いんだけど超普通な感じなんだよな・・。子供ってあういう答え方しますよね、素直なんだかひねくれてんだかわかんない感じ。それが妙にかわいい。

名前「そら」少年は、青空に指をさす。「ああ、君の名前はそらなんだね」っていう。あのあおいさんのさわやかな笑顔が、この旅でとてもいい出会い方をしたっていう感じを表していて本当に素敵な作品でした!!

白い影(ネタばれ注意)

 渡辺淳一原作 TBSドラマ「白い影」 脚本 龍居由香里

 このドラマ、昔に一度ドラマ化されているんですね。田宮二郎さん主演で。しかも脚本はあの倉本聡さんが書いている。

私が見たのは、2001年版です、中居正広さん主演の「白い影」でした。

中居さんと言えば、ただ今放映中の「婚カツ」なんですけれども、ちょっとね・・・2回ぐらいは見たんですけれども・・・。うーん。ストーリーも人々のお芝居もなんですけど、ちょっとかみ合ってないかなぁ。って感じを受けたんですね・・・。

あの、中居さんといえば、「私は貝になりたい」で主演していましたね。彼はシリアスなお芝居の方が向いているのかしら・・・と思って、「白い影」を見てみることにしたのです。

いやぁ、視聴率が高かったのもうなずけましたね。面白かったです。お話がね、もう結末が最初から分かっているっていうのもありますけど、引っ張られるわけですよ。人間はどうやって死んでいくのか、っていうテーマなわけです。最近では、あの倉本さんが書いた、「風のガーデン」なんかも同じようなテーマで描いていたわけですが、これは永遠のテーマなんですよ、自分が死ぬことにどう納得して死を迎えるのかっていう所。

主人公の直江先生は、最後まで医者でありたい!という生き方を選択したわけです。そういう生き方を選んだ人ってところがちゃんと出ていましたよね。医者でありたい、どういう風に死を迎える患者さんに向き合っていくのか、そこに自分が何をできるのか、常識とか、ルールにとらわれないで、その人に見合った死の用意をしていた。(言葉が悪いかも)

それはやはり、死が近い人間にしか考慮できるものでは、ないのかもしれません。このドラマのよかったところは、やはり悪い人ってのが一人もでてこない所なんですね。人間って全てが悪いってことはないですよね、やっぱり、その両面性をもっているからこそ人間っていう。そういう描き方でした。

まあ、ヒロイン役の竹内さんはやはりもう99.9%良い人間でしたけど。彼女の笑顔に救われるってことを作品のなかで言ってましたけど・・・。そうですね、そういう力と癒しを感じる人です。不思議ですね、素朴なのに、内から出る品と意志の強さ、人間的やさしさが満ち溢れていて、女の私でも本当にひきつけられる感じでした。

前にも一度書いたと思いますけど、特質ってやつだと思います。もう演技云々の問題じゃない。いや、上手いことには変わりないです、それは大前提なんだけど、そうじゃないもうその人自身が持つ性質って感じで。彼女はほんとそういう澄み切った純粋性があるっていう感じがします。とにかく、彼女の演技が素敵でしたね!

あと、やはりいかりや長介さんのことは書かなくてはいけませんね。なんでしょう?この人の人間くささは、彼がある回で、自分の死を認識した時、竹内さんに抱きつくっていうシーンがあったんですね、当然びっくりするわけですよ、セクハラ!!とか思いますよ普通。

それで、竹内看護婦もやっぱり驚いて、直江先生に「いかりや長介さんの役の人がこんなことするなんて!」って言いに行くわけですよ、でも先生「なんで抱きしめてやらなかったの?」っていうわけ。

それで、看護婦さんが、死を宣告されたいかりやさんを抱きしめにいくシーンがもう最高に素晴らしかったんですねー。その、竹内さんの演技に涙がジワリと流れてくる。本当に、命を吸い取られようとしている人間にとって、イキイキとしている若い彼女は、生命力にあふれていて、どれほど癒されたことだろうか・・・そんなことを思いました。

私は、一回目から、いかりやさんが亡くなるまでのストーリーが凄くよくて、後は、先生と看護婦さんの恋愛一点に絞られていたので少し残念に思いました。

ただ、原作のとうりならしょうがないけど、あの直江先生、自分が死ぬと分かっていて、倫子(看護婦)のことを愛するだろうか?あの先生の性格なら、突き放したんじゃないのかと少し思いましたが、それはあくまで私の主観です!

面白かったな!最近この手のドラマが少ないからね!

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