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黄色い涙(ネタばれ注意)

 犬童一心監督作品 脚本 市川森一 「黄色い涙」

 犬童監督作品で面白いのがありました。今をトキメクスーパーアイドル「嵐」とのコラボレーションです。へぇ・・・合うの?と思っていました。なんだろう、嵐ってゆるいのか?古いのか?懐かしいのか?なんだかそんな雰囲気が似合ってましたね。

犬童監督の作品はどこか、あったかい全体的な空気のなかに、ちょっぴりしょっぱい感じがただようようなそんな作風だと思うんですね。今まで見てきた作品に共通して言えることですけれども。

何度も書きました。アウトサイドに生きる人を非常に魅力的に描くっていう。この作品に関しても同じことを思いました。波に乗れてない、王道を歩いていない、現実に足をついていない若者たちのあれやこれやが淡々と綴られている。

本当に、脚本上、大きなゆさぶりはナイです。それはグーグーでも同じでしたけど。ただ、ちゃんと人間の軸みたいなものがわかるように書かれていて、嵐の人たちがそんな感じを出していたのではないでしょうか?

個人個人に思うことは別として、あの五人独特の雰囲気が、妙にこの時代に合っていたということは間違いないと思いますね。なんだか懐かしい感じがするもの。

だから、グループ自体がもしかしたら、本当にゆるい、ゆったりとしたグループなのかもしれませんね。誰も、急いでない、ゆっくり歩いてる。自分の道をしっかりと一歩一歩歩いてる、そして妙な安心感がある。そんなグループだな。

グーグーでもおなじみの人が出ていました。あの、猪口公園のゾウの飼育員さんが、黄色い涙では、桜井くんのやっていた人の先輩でした。

そして、二宮くんのお母さん役の人が、小泉さんのお母さんでした。ちょいちょいおなじみの人が出ていて、犬童さん好きなのかなと思いましたね。

SPアイドル松本、報道の櫻井、芸術の大野、バライティーの相葉、演技の二宮、彼らはほんと多種多様だな・・。個々で凄い輝いているけど、5人集まるとなんだか本当にアイドルだな・・ゆるーいアイドルだな。

今回は、二宮くんが主人公だったと思います。彼中心に話が回っていたので。しかし、ほんと昭和が似合う人だな。この人一人だけ全く違和感なく、昭和の人でしたわ。最後の方の田畑さんと向かい合うシーンなんて、おっさんかと思ったし。年齢不詳ですね。

彼のお芝居で、ドスンと来たのが、編集者に自分がこの夏ひと夏かけて書いた漫画を持って行った時の表情です。編集者がね、「こういうのは、内では扱えないね」とバシンと断られた時の彼の表情です。微妙な落胆とくやしさがまじったような、そして「ああやっぱりな」というような表情をしたんですね。いやー、すごいな。彼はセリフがなくても多分大丈夫な役者でしょうね・・。何を言いたいのか凄くよくわかるから。

今回の配役は凄いな、本当によくできている。嵐というグループ自体がキャラクターとしてかぶりがないのかもしれませんけど。

あの王道、しっかりと地に足をつけて、働いている集団就職している青年に、松本潤君がやってましたけど、彼って、そんな感じしますよね、真面目で熱い。まさにこのキャラクターとダブりますよね。

人のいい、傷つくことを恐れて、夢見がちな青年でも憎めないみんなから愛される、音楽青年を相葉君がやっていました。香椎さんとのラブシーンも、最後に松本君に取られちゃうところも・・・相葉君ぽいですね。すごく繊細で、やさしいお人よしな雰囲気がそっくりでした。

画家を目指している、現実離れしている、でも、ひょーひょーとしている。ちょっと地上から浮いているような青年を大野智君がやってましたけど・・。彼もそんな感じする。芸術肌でそのことに没頭する。それを素でやっていたようにも見えました。

櫻井君の役が、唯一ま逆なイメージかな?夢で生きている人間、言葉にはするけど、まったく行動にだせないそんないーかげんで、でも、明るい太陽のような青年をやってました。かなり役ず作りしたのかな?本来の彼は、非常に頭の切れる、器の大きい感じの人ですもんね。でも器が大きいところは役と同じかな?

後。二宮くんですけど、主人公を彼にやらせたわけがわかりますよね。なんか、二宮くん自身にこういう感じしますから。個人で戦っていく!って感じ。自分の描きたい漫画で俺は生きていくんだ!ってキャラを強い信念みたいな感じ。二宮君自身からも受けるもんね。

犬童監督自身にも同じような姿を思います。俺は、俺のスタイルで撮ってゆくという。だから独特の柔らかい雰囲気がどの作品にもある。そういうデレクションをされている。

青春を感じたい人にはお勧め!嵐好きな人にもいいかもね!

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