« 県庁の星(ネタばれ注意) | トップページ | CM NTT docomo »

接吻(ネタばれ注意)

 万田邦敏監督作品 「接吻」

この映画、2006年に公開したんですよね。私が知っている小池栄子さんは、バライティー番組での毒舌なキャラクターや、グラビアアイドルとしての活躍、そして、今はカンブリア宮殿で村上さんとともに、MCをしている。

だから、女優という認識はほとんどなかったです。

この映画を見てみようと思ったのは、ある映画雑誌で、2007年の映画のなかで、日本アカデミー賞のように、一人づつ選出している、作品賞・主演男優・主演女優・助演女優・助演男優と脚本だっけ?

多分推測、2000人ぐらいは会員がいるんじゃないでしょうかね・・。

その中に、この「接吻」での小池栄子の演技を評価している人が多かったんですよ。

もちろん、蒼井優や永作博美、小泉今日子、木村タエなんかも上がってましたけど。

それであの・・・小池栄子かあ・・・と思ったわけですよ。なんかね、自分も過去にいろいろブログに書いてきたことを新たに反省しないとと思いました。

というのは、先入観を持つなってことなんですよ。彼女はグラビアアイドルで、タレント女優なんてジャンルじゃない!

そうなんです、彼女たちタレントが持つイメージを打破することが、いかに難しいかってことなんですよ。私、この前ジャニーズだからって特別な目ではみていません!と公言して書いてましたけど、それはジャニーズだけじゃなくて、ほかのグラビアアイドルや、タレント、御笑い芸人達も同じ目線で見なくては駄目。

演技は演技、その役柄である以上は色眼鏡でみてはいけない。

でも、先入観って、脳の中に結構な浸透率で、驚いているぐらいです。

だから、イメージを覆すことがどんなにか難しいことかと思ったわけなんです。

過去に書いた、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」で佐藤えりこが、とても面白かったと書きましたが、彼女にもそういう偏見的目線があったことは事実です。

この「接吻」での小池栄子は本当に、自分が運の悪い人間だと信じている独特の暗さと、奇妙さ、そして一途さがちゃんと出ていたし、行きすぎた愛のなかでの狂喜もちゃんと表現できていて、彼女にのまれたと言っても過言ではないのです。

主役として、作品の中にちゃんと引っ張り込んでくれるお芝居をしてくれている。本当に女優さんでしたよ。

お話は、本当に栄子さん、豊川さん、中村トオルさんの3人だけで展開されているのですが、その微妙な距離の取り方が、絶妙だし、中村さんに至っては、テレビドラマでの悪役の印象が薄れて、まともな国選弁護士でした。

話は、ヘビーだけど、彼女の言っていることは何となく理解できる。

同じシンパシーを感じた人間にはまる、虜になる。自分の周りに敵ばかりなら、それもうなずける話です。最後の彼女の行動も凄く私的に納得できました。

一人置いていくなんて許せない。そいうことだろう。

豊川さんの行動、無差別殺人。

ここにもある、子供の頃の傷がきっちりと。幸せな家族を壊してしまいたくなる衝動が、彼の過去にあったんだ。

やっことは死刑に値するけど。

誰かが彼を止められなかったのか?そんな疑問符が・・・。

早く小池さんの役の人と会えればよかった。ほんとうに・・・。

なんだか、むなしくて悲しい結末でした。

彼を一人にはしない。そういう意味もあったのかしら・・・。

« 県庁の星(ネタばれ注意) | トップページ | CM NTT docomo »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1218399/30667940

この記事へのトラックバック一覧です: 接吻(ネタばれ注意):

« 県庁の星(ネタばれ注意) | トップページ | CM NTT docomo »

2015年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ