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2010年10月

SPEC(ネタバレ注意)

   金曜ドラマ 「SPEC」

 かつて金曜ドラマで「ケイゾク」というシリーズがありました。中谷美紀主演で。

そして、彼女はこのドラマを持って売れたといってもよい。ハマり役でした。

中谷美紀と渡部篤朗コンビ、それに対し、今度のコンビは戸田恵理香と加瀬亮。

なるほどー、面白いキャスティングだ。

双方の監督を務めたのは、堤幸彦!今や日本を代表する映画監督に相成りました。

ドラマ「ケイゾク」をやっていた時は、多分テレビ専門の・・・専門ではないが、デェレクター・・

ディレクターどっちだ?

それがここ数年、見事に映画監督になりましたねー。

大作から、小規模の映画まで、ジャンルは問わず、彼の持ち味を存分にふるった映画達。

ただ、これといったヒット作品がないのも痛いところ。

「20世紀少年シリーズ」も3部作だったけど、見込んだほどの収益が得られてないよう。

ここ最近で言うと、小規模だけど、今の勢いのあるイケメン俳優をあつめた「ベック」なんかがスマッシュヒットでしたね。

私は20世紀少年も、その他の作品もよくみるけど、本当にこねたが効いて面白い作品に上がっているのも沢山ある。

そして、この「SPEC」ですが、これはもうマニュアックだよねー。

視聴率なんか絶対取りに行ってないし!まあ実際はそんなことないだろうけど、もう戸田恵理香のキャラの作りが凄くってみていて「えっ??」って何度も違和感を覚えた。

正直、中谷美紀ほどの作りこみが出来ていないのか、なっていないのかわかんないけど。

戸田さんが無理やりそのキャラをやってます!!って印象が非常に強いのね。

なので、慣れるまで時間がかかったけど、でもやっと慣れてきた。

逆に加瀬君。

本当に上手いこと最初から全く違和感のない作りこみで、やはりこちらは役者としての力が上手かって思いましたね。

話はえーみたいなの多いけど、笑ってしまう、ハマる人にはハマるドラマ。

その一人が私!みたいなね!!

しかし、加瀬亮がこういうテレビドラマに出演しているのも驚きだし。

とうとう戸田絵里香が主演を張り出すかっていう感じもあって色々面白い要素が沢山ある感じだなーって個人的に思いました。

この前「雷桜」を見て思ったことが、実力さえあれば万人にみてもらえるっていうわけじゃないってことなんだよね。

というのは、若手で多分トップクラスの実力を誇っている蒼井優主演、CMの需要率も高い。同性からの人気も高い。

岡田君に関しては、「悪人」「告白」という話題の映画に出演し、超がつくほどのイケメンここ最近の彼の需要率は恐るべきものだ!

という二人の背景を考慮してもここまで大コケする映画、こけるというより、お客さんが入ってない。(内容は別にして)

これはどういうことなんだろう・・・。そう思った時、やっぱり極端にテレビの露出が少ないからなんだろうな・・・と思う。

やっぱり映画の人なんだよね。

そしてもう一つは、二人ともかなりいい作品に恵まれて出演しているけど、番手が主演クラスじゃないということ。

主演経験が少なすぎて、この人だから見に行こうという勢いが薄いのかなとも思う。

ジャニーズを映画でどうのこうのってコメント結構みるけど、やっぱりお客さんが入るのね。

映画なんて、どんなジャンルでもそうだけど、見てもらわないと始まらないじゃないですか、

見てもらってなんぼでしょう?

そういう意味でもやっぱり使う側手としては当然その辺も視野に入れてくる。

ビジネス的には当たり前のことだよね。そういう見てもらえて興行収入があがる映画があるから、反対にコアな映画も取れるんだから。

だから持ちつ持たれつなのねー。

よく役者はバライティーに出るなというでしょう。本来のキャラクターが分かりすぎると映画の中でそのキャラクターが邪魔をするからっていう。

でもテレビの中で実力をつけてきた俳優達は、色々視聴率とか、リアルタイムで色々直面する問題は大きくリスクも高い。

最近なんて連ドラ自体の視聴率が取れない時代で、極端にコケれば、主演に責任がかかるし、バッシングもされまくる。

そいう厳しい世界でやっている割には、映画女優にちょっと上目線で見られるみたいな感じがありますが、そのかわりやっぱりこちらテレビはただですので、沢山の大衆に視聴していただければ顔と名前は売れる。

この売れるってのが、いろんなことは犠牲にしながらも映画に出たときの知名度と興行収入に反映されるかなと感じだ次第でした。

まあ、優ちゃんも、岡田くんも公開前はPR活動頑張ってたけどね!

あり得ないぐらい出てたでしょう。

なんでこんな話になったかっていうと、戸田絵里香はいわゆる大衆性がある(テレビの露出が多く)因みに伸び盛りの女優。

そこに、ベテラン演技派の加瀬亮との組み合わせは魅力的この上ないという話でした。

パーフェクトリポート (ネタばれ注意)

   日曜ドラマ 「パーフェクトリポート」

 フジテレビが新しい枠でドラマを新設しました。

この第一段が「パーフェクトリポート」です。そしてこの枠はTBSの日曜ドラマと真っ向から対決した形になっています。

やはり、視聴率のとりやすい時間帯である。

嘗て、木曜ドラマ10時の枠がフジテレビとTBSで対決していた枠。

今は、TBSが撤退して、「ひみつの嵐ちゃん」になっている。

ここはドラマと国民的嵐との全面対決になっているのだけど、最近、この枠でのフジテレビで視聴率が取れているドラマがなかったので、必然的に、若い視聴者はTBSを見てしまうというパターン。

反対にドラマの質が良ければ、いくらでも視聴者を引っ張っていける枠でもある。

この時間帯のフジテレビはかなり力の入れた作品を作ることが多いので。

今回も、「医龍」という人気シリーズの第3段で勝負している。

大負けはしていないが、大勝ちもしていない印象。

本題からそれましたが、パーフェクトリポートは視聴率的には、完敗というところでしょうか。

キャストも、ストーリーも、作りもそこまで悪いわけじゃない、けど強烈に引っ張れることもない・・・。過負荷のないドラマ。

全員がそこそこの演技をしている印象がありますね。

ワンマン記者 松雪さん。基本的に陰な人。

フラガールで見せたあの陽気さはどこへ行ったの?

ただでさえ白いのに・・・、クールでクールで最後の落ちがあれ??みたいな感じになってしまってましたねー。

いい話にしたかったのか?

ここでもやっぱり印象に残ったのは、小出恵介、堅物の記者を演じている。

雷桜みたばっかりだから、ちょっとあの役と被るけど・・・。

後、サキちゃんね、最近このような役が本当におおいな。

でも、こういう役が出来て息が長くなったよねー。

ということで、ちょっと続けての視聴は厳しそう。

雷桜(ネタばれ注意)

   廣木隆一監督作品  「雷桜」

 夏ころから楽しみにしていた作品、久しぶりの蒼井優ちゃんの主演作だしと思って。

役者の演技もみなそれぞれプロらしいし、違和感も感じなかったけど、なにか足りない・・・なんだろう?

 後半戦は涙がでた、出た割には後に引かない・・・なんだろう・・・。

そう、この蒼井優ちゃんと、岡田将生のカップリングかな・・・と個人的に思いました。

あくまで個人的に。

正直、この二人の組み合わせ・・・合わないよな・・・。

そう、夏に見た「夏の恋は虹色に輝く」というドラマ、このときの竹内結子と松本潤のカップリングとおんなじぐらい合わない。

なんか演技の種類がジャンル?そんなもんないと思うけど、波長?がなんだか合わない感じがしたのねー。だから、此の二人・・・本当に愛し合っているのか?

みたいなのが最後まであまり心にズシンと入ってこない感じがしたのねー。

やっぱり正直言って優ちゃんが年上だし演技も達者すぎて、釣り合いがとれてない印象がぬぐえない。

それがチグハグ感を生んだかな・・・みたいな。

そしてもう一点。雷は、斉道のどのあたりに惚れたんだろうか?

斉道の方はなんか凄くわかるんだけど・・・そのあたりがなぁ・・・。

後、小出恵介くんは本当にいい俳優さんになりましたよねーどの作品見ても惚れぼれするくらいいい味をだしている。

へんな話、小出君を斉道にしてみてみたかった気がしたほどです。

もちろん、今やっている役柄でも十分にいいんだけど。

後、柄本明さんの切腹シーン。

この映画で一番よいシーンでした。個人的に。

なんだろうな脇がやっぱりよかったよねー。

個人的に残念だったのは、時任さん・・・・微妙やな・・・。

殺陣のシーンはちょっと下手でしたねー、腰が引けているっていうか、やられるし、危ない危ない・・・ととにかく凄く思ってしまいましたね。

ごめん、本当に蒼井優ちゃん好きなんだけど、姉ちゃんが弟を思うみたいな感じにしか見えませんでした。

男と女になってないというよりそういう雰囲気がない。

ラブシーンは凄く沢山あるのに、もうの空気だけが映画を残念な感じにしてしまった。

クイーン (ネタばれ注意)

   スティーヴン・フリアーズ監督作品 「クイーン」

 この作品は、やはりヘレン・ミレンの堂々たるエリザベス2世を演じている所だと思う。

全世界で有名な元皇太子妃ダイアナの謎の死から1週間を追った作品。

この作品を作る上での気概は相当なものだろう・・・。なにしろ御存命のエリザベス2世を演じるのだから。

史実にかなりのっとったことだろうし、ちゃんとイギリス王室の許可も得て撮影しているにきまっているけど、私達にとっては過去の出来事にしても近すぎて・・・「凄いなぁ・・大丈夫」

みたいに思いましたね。

イギリス王室はそれこそ、長年にわたって続いてきた伝統ある王室だし、それの長なわけだから、それに見合う風格と気品、存在感が必要。聡明で、思量深。

おのれの身をイギリス国民と、王室に捧げた女王。

その大きすぎる存在感を演じたヘレン・ミレンは凄いと思う。

イギリス王室にとって、ダイアナはまさに新しい風ふきこんだ女性。

現代の風とでもいおうか・・・。その人柄と愛らしさ、美しさで、世界中を魅了した。

バッキンガム宮殿の前の花束の数は夥しい量だったし、彼女を援護する声も国民の中で高まっていた。

意外だったのがチャールズ皇太子。

彼は一環としてダイアナ援護に回っていたことだ。子供たちの母親として、素晴らしい女性だったという描き方。

その中で、王室とは離れた関係のダイアナに対し、死をどのように扱うかというのが、物語の中心だった。

首相のブレアは、国民の声はダイアナに同情的なものが多く、王室批判が高まるなか、対応に頭をひねっていた。

もちろん、自身の国民への期待や、関心を高めるための打算的な働きもあってのことだが・・・。

長年続いてきたイギリス王室のやり方、教わってきたやり方に何も疑問を持たなかった女王。死者をいたわり、静かに悲しみを胸に喪に復す時だと。

毅然として、冷静さを失わないそんな女王を望んでいると信じて疑わなかった女王を動かしたのは、イギリス国民と、世界中のダイアナを愛する人だった。

最後の言葉が胸にしみます。

「時代とともに、変わっていかなくては」

彼女の冷静で、物事を静観してみる力は、国民の傍に寄り添った時、言葉を発しなくてもしっかりと伝わった感じがしました。

喪服に、手をふるエリザベス2世の姿に、誰もが敬服する感じがよく伝わってきた。

 この作品の中で、一つのエンターテーメント性があるとしたら、そこがブレア首相の部分だと思うんだけど・・・。

この方の、奥方が半王室論者だったという、・・・本当かうそかはわかんないけど。

それに加担していたブレアさんが、女王とかかわることで、彼女の存在を非常に重要でかつ、イギリス国民にとって最も大切な支柱であることを妻に訴えるシーンは感動的でした。

「女王は、即位されたから50年、何もかもイギリス国民と王室に捧げてきた方だ、そのような方が、このように国民からバッシングを受けていいいはずがない!!」

というシーン。

ここは感動した。

今は世界的に色々ある時代だけど・・・、このような主軸を持てたイギリス国民は幸せだな・・・と思わせてくれる映画でした。

ガイジ・人生逆転ゲーム(ネタばれ注意)

   佐藤東弥監督作品 「カイジ・人生逆転ゲーム」

 地上波でやっていましたね。インシテミルという映画の番組宣伝も兼ねてと思いますが、テレビでやっているのを録画していて、後で見ようと思ったら、面白くてそのまま見てしまいました。

 藤原達也と香川照之の演技が濃い濃い・・・。

藤原達也は舞台役者というイメージが強いからなおのことなのかも知れませんが、自然さが欠けるんですよね、オーバーになるというか。

ただ、この作品の場合、香川照之も、天海祐希も全員濃い。

なので、藤原達也が目立つことはそんなになかったですね。

「デス・ノート」では、正直・・・・。本当に彼の芝居が濃すぎて、ちょっと!!と思いましたけど、今回はテーマもあってそんなに気にならずに見れました。

とにかくお話は、漫画だなーという展開をするんだけど、その中での必死に勝ちぬいていこうとする主人公の負けん気、根性、底力・・・みたいな感じのエネルギーが、本当にあふれかえっていて、藤原達也の芝居が生きた感じがしました。

でもここは香川照之・・・、全くその存在感と芝居にも負けてはいません。

あの人も目線、表情、雰囲気で完全にその世界の住人になりきってました。

二人の相対する芝居は本当に見ていて見ごたえがありましたし、香川照之の中盤戦の眼をむきだしにした芝居なんて、思わず「おい!怖いよ!」

と言ってしまいたくなるほど濃かったです!

基本的に心の声が中心なんだけど、表情もそれに相まった表現になっていて、非常に面白かったですねー。

この前、「AーSTDIO」で二宮和也がゲストだったのを見たんだけど、その時に、いい役者は、役者同士でやり合いをしてお互いの芝居を引き出し合うみたいな話をしていたのね、

その時に、この映画のことを思い出しました。

この映画でも藤原達也と香川照之、お互いの役者がいい芝居のやり合い、芝居合戦を繰り広げていたように思います。

なんとカイジは第二段もあるらしいので・・、私はそちらは出来たら劇場で見たいかな・・・と思っています。

ホリプロ主催のインシテミルは見に行くつもりはありませんが・・・。

私はどうしてもナチュラルな芝居の方が好きなので、藤原くんの芝居が本当に苦手なんだけど・・・、でもやはり魅了されるってことは凄い役者なんだろうな・・・。ファンじゃないのにそう思うってことは、そうなんだろう・・・。

韓国版 魔王 (ネタばれ注意)

   パク・チャンホン監督作品 「魔王」

 はい、長かったな・・・ようやく終わった。全20話です!

日本版でもありましたね、大野智君と生田斗真君で。

こちらの場合は大野君の視点で描かれていました、チュ・ジフンの役です!!

こちら、韓国版はカン・オスの刑事の目線の方で描かれていたのが強かったですねー。

あくまで、カン・オス、シン・ミナ、チュ・ジフンの3人なんですが・・・。

まあ、こちらの場合は、20話もありますからその辺の細かい描写も描き切ることが出来るんですよね・・・。

ということで手の込んだ脚本でしたねー。

もう、カン・オス刑事の熱すぎる演技には途中で閉口しますけど・・・なんだろう、このやっぱり原因を作ったのがこの刑事だったという部分で、彼にいくら焦点を当てられても感情移入は難しいですよねー。

やっぱりイジメっていう所も、事故であるにしても刺してしまったという所は同情出来る部分が一点もありませんしね、しかも将来は刑事なわけでしょう?少年院にも入らずに、親が自分の罪を帳消しにしてくれた・・・・表向き。

そいう状況がそろっているから、無理なんだよね、「こんなことして、俺をやればいいだろう」みたいなこと言うんですけど、お前が言うなってすぐ言われちゃうんですよねー。

そうそう!!となったちゃってなー。

っていう感じで20話まで進んじゃいましたね・・・。

私が日本版の魔王を見た時、あれ?魔王じゃなくなってきたなー見たいな印象を受けたし、最後はお前の銃で俺を打て!ですよね・・・、えっ?みたいな・・・。

韓国版を見てもほぼおんなじ感じでしたね、魔王が魔王じゃなくなっていた。

やはりシン・ミナの役の説得などがあってですかね・・・。カン刑事の訴えに心を動かされたか・・・。

チュ・ジフンの彼の感情表現が、大野君よりも薄かったですね、もっと冷静で、沈着という印象。

不器用なように思えました。そいう部分でも、圧倒的にこのチュ・ジフン役に感情移入してしまう。

そしてカードを送りつけた人物についても、過去の事件に全員関係している人々。

過去の清算を食らうとしてもトバッチリ的な感じはあの、最初の方に出てきた子持ちの女性ぐらいでしたしねー。

これは本当にお話が上手い、手が込んでいて、主軸二人以外に絡んでくる人間関係がまた絶妙である!面白い!!

余命1カ月の花嫁(ネタばれ注意)

  廣木隆一監督作品  「余命1カ月の花嫁」

 この前、地上波でやっていたましたよね。

映画自体の評価があまり良くないので、どのような作品になっているのかな・・・と思いながら見ましたが、個人的には、そこまで叩くほど悪い出来とは思いませんでした。

やはり、このお話が実話であることと、その後に御鰭がついて色々出た噂なんかが先行して嫌悪感を持ったのかな・・・と思います。

がしかし、作品が面白かったかどうかという点でいえば、正直そこまででもなかった気がします。

やはり感情移入という部分で難しかったですかね。

癌を知った主人公の嘆きがいまいち伝わってこなかった。そこの部分が描かれていなかったという所。

屋久杉の当たりの描写も・・・いまいち意味がなかったような気がしたし。

その癌の描写として、一か月しか余命がない人がはたしてウエディングドレスを着て、本当の結婚式のようなマネができるのでしょうか・・・という部分。

それなら病室で手作りの結婚式をしてあげる方がなんぼか感動したように思うな・・・。

後、癌というとやはりかなり痛むでしょう・・・。

病気と闘っている部分が少なすぎるように感じましたね・・・。

そこがないから、周りの人のお芝居もタンタンと見えてしまうっていう。

人に気持ちが暗くなるような映画を作りたくないなら、この題材は選ぶべきじゃないのではないのかと思えたりはありましたね。

主人公の演技は、奈々ちゃんを見てるかなって感じが最後までありましたけど。

最後のビデオレターなんかは涙でましたね。

この作品でも出ている柄本明さんですが、シーンで、太郎が誕生日でパンダのケーキを食べるシーンで、「ありがとう!!」といった柄本さんの演技は素晴らしかったですねー。

なんか胸にジンと来る部分がありました。

そして私の好きな女優さん手塚さんも、ひそやかにいい味をだしている。

エータ君も感情を抑えていい感じでしたが、泣きのシーンがあんまり上手くないね・・・。

といことで、乳がん検診受けに行きたいと思います!

そう思わせた意味でも大きいよね!!

バベル(ネタばれ注意)

  アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作品 「バベル」

 バベルは旧約聖書にでてくるある町の名前。町の人が天まで届くバベルの塔を建てようとするっていう、バベルっていうのはそういう塔なんですね。

 このお話は、「言葉の通じない」「通じ合わない」世界における人間を描くって書いてありました。ウィキペディアには!

 そういう映画でしたね。この作品はオムニバスのように4本のストーリーから成り立っていて、最後につながるというお話なんです。

モロッコ・メキシコ・アメリカ・日本という4つの国が出てきますが、モロッコに旅に出た、心を通い合わせるのに不安がある夫婦の話。

モロッコで住んでいるある兄弟がライフルを撃ちある女を打ってしまう話。

その子供たちを預かっている不法滞在者の女性の逃亡記。

聾の高校生と、父親二人は母親、妻を亡くし、心に溝ができている関係。

どの話もかなり重かったけど、それなりにしっかりと感情移入できる部分がしっかりとありました。

ケイトとブラットの夫婦は二人の子供がいるが、その他にもう一人子供が亡くなってしまうことがきっかけで二人の間には溝ができるんだけど、瀕死なケイトを何としてでも救おうとする姿の夫を見、お互いの絆を取り戻す所は、感動する。

切羽詰まった時にお互いの大切さってわかったりするんだろうかとか思ったり。

モロッコの兄弟なんかは、本当になんてことないことで、人を銃で撃ってしまうという事態に陥り、ここも究極の状態に陥った時、人がどんな行動をするのかとか、自分を守るためにどうするのかとか、そんなことを思ったりしました。

おニイちゃんは打たれてしまうけど、弟は、罪を認めて、兄の命を助けてくれるように警察に言ってましたね・・・そういう終わりで本当に良かった。

ケイトとブラットの子供を預かっている家政婦も、砂漠に置き去りにされて、その二人の子供を救おうと必死になっている所が、産みの親より、育ての親なのかと思ったりしました。

あの後、瀕死状態の子供と再会した時、ブラットはどう思うんだろう・・・怖いな・・・。

そして、米国アカデミー賞で最優秀主演女優賞にノミネートされたことでも有名な女優菊池凛子の部分は、本当に痛いチエコの姿がありました。

聾ということも人との距離感において、非常に阻害的に感じた部分なのかもしれないけど、彼女はとにかく愛情に飢えた女の子でした。

誰かに寄り添っていたいのに、それが出来ない。またそれができる唯一の母親を失ったことで、心が曇ってしまってバランスを崩している。

何をしていても面白くない、満たされない感じが菊池さんの演技全体からにじみ出ていました。最後父親と手を繋げてよかった。

そんなこんなで、一つ一つの物語が非常に濃く、最後に繋がりを持って我々に伝えてくれる。

そしてこの映画の一番よい点は、それぞれどのエピソードも、偶発的に起こった出来事。悪意や打算があったわけではない、そんなところからお互いの本質や、絆を取り戻していた点にあると思います。光のある終わり方をしている希望のあるね。

 作品的に非常に長かったので、見るのに時間がかかってしまいましたが、面白かったです!

大奥(ネタばれ注意)

  金子文紀監督作品  「大奥」

 今年は時代劇映画が本当に多い年ですよね。私が見た映画でも、「必死剣・鳥刺し」や

「花のあと」「13人の刺客」と見ましたが・・・・、あと「桜田門外の変」「半次郎」「武士の家計簿」「雷桜」「最後の忠臣蔵」などなど・・・・。

 特別時代劇が好きというわけではないのですが、全部見に行きたいぐらいに思っております!!

 本編大奥は、原作が漫画なんですよね。読んだことあります。なので話は知ってました。

正直話を読んだ時、そこまでの感動がなかったのです。漫画で読んでも。

なので、映画の内容はエンターテイメントになるだろうなー、と予想していましたが、そうでしたねー。時代劇じゃないしすでに。

時代背景に、危機迫った感じや、行く末を案じる感じを一切受けなかったので、ちょっと水戸黄門を見ているような気持ちになりましたね。

病気にかかっているんでしょう、男子の数が非常に少ないのですよね、そういうシーンが将軍のお忍びの時には出ていましたが、最初に設定としてないと、ちょっと平和な空気が流れすぎますよね。

後、音楽ですが、うるさい。役者の演技に集中できないし、ものすごく安っぽさを出してしまう感じがしましたねー。

場面の切り替えも悪いし、あと原作そのままを映像化している点も問題。

焦点の当たり方が不十分で分かりにくいし、水野の心情に乗りにくい。

そして、映画の批評をよんでぼろかすに言われている二宮くんだけど、この作品に関してはいたしかたないかな・・・と感ずる。

まず、体の鍛え方がなってない!剣術が強い男に見えない。彼はそれでなくても体が極端に華奢だから、そこを補う準備がなされていない!というのがプロらしからぬ点!

あと、言葉使い、正直前髪があるときの演技は「はあ??」って感じでしたね。

てやんで、べらぼうめ口調をもう少し時代劇らしく扱えなかったかいお前!って感じ。

もーやばい、出たい。と思いましたが、思いましたが、前髪を切り落としてからの水野にはだんだん違和感を感じなくなっていきましたね。

なんなら髷にやうやんとすら思いましたから。

ただ、誰しもがいっていると思いますが、この役だけは二宮くんじゃないよね。

彼はそういう魅力の持ち主とは違いますからね、アイドルだし、嵐なんだけど、周りを先頭切って引っ張っていくタイプじゃないし、そういうオーラを持ち合わせていないのね。

この役に関しては、それが一番重要な部分だったわけでしょう?

体が小さいとか、美系とかいう以前にそこの部分が魅力ではない彼にこの役はむしろ酷ですよね。

制作者の打算が思い切り見えるし、視聴した人もそれを感じなかった人いなかったのではないですか?嵐のファンを付けたいって。

そもそも映像作品って視覚と聴覚でしか勝負できないんだから、その大切な部分を見誤るのは制作者としてどうなんだろう。

しかも二宮君の魅力を生かしたいなら、もう少しエピソードを丁寧に描かないと彼の芝居は生きてはこないよね。あの人は人を芝居で引き入れる能力は非常に高いと私は思っているのだけど、それを生かすにしてもシーンが短すぎるのね。

だから薄っぺらいなという感じになってしまう。

彼の作品でこんな感覚になったのは初めて、絶対何かを残してくれる芝居をしてくれる俳優だったから。ちょっと残念でした。

13人の刺客(ネタばれ注意)

  三池崇史監督作品  「13人の刺客」

 この作品はリメイクなんですよね。しかも監督はジャンルを問わない、三池監督。

代表作に「クローZERO」や「ヤッターマン」なんかがある。

こちらは本格時代劇の上に、役者も役所さんが主演ということもあり、終始時代劇ムードがというか雰囲気満点で、リメイクとしては完成度の高い方じゃないかとおもうのだけど。

 感想は、なかなかわかりやすいストーリーだったな。という感じです。

難しく考えがちだけど、暴君を退治しにいく13人の刺客たちというとらえ方であっていると思います。

映像がね、時代劇っぽかったなー画面が暗くて、その時の雰囲気をよくだしていたような気がする。

女性の顔も白いしね。

役所広司さんが、この暴君五郎ちゃんを殺そうと決意するところがよかったですね。

あの「武者震いでございます」というシーン。

あの震えるてを自分の出て抑えていたシーンは顔は笑っているけど、異常なほど気持ちの悪い笑いだったな・・・。

個人的にはあそこが最初で最後の役所さんの最高の芝居だったと思う。

役所さんに決意させるところまでは、上の人がどうしてもやってほしいといこともあって、息子と嫁を殺された男に合わせたり、四肢断絶された本当にかわいそうな女の子に合わせたりで本当に打算も含まれていたと思うけど、けど、でも、そうまでして暴君を打ちとめてほしいという気持ちは十分に伝わってきたな。

そんなこんなで集められて刺客達はなんと13人です。

相手は200人強。

ごめん、これはリアリティーないわ。

無理に決まっているし、人間の能力を、体力を過剰評価したとしても知恵をしぼりに絞ったとしても、この人数は無理すぎる。

なので、ラストシーンというか、クライマックスシーンに関してはそこを思ってしまうっていうか、いやー無理じゃない??みたいな、どこまで切られないのだろうこの人とかそんな風に思っていしまう。

そういうことが邪魔をした上に、少々このシーン長いのではと思う。

五郎ちゃんの首を落とした時・・・正直やっとか・・・。と思ったし。

長すぎますね、あれは。しかも山田孝之まで生きてんのかい!!おめーらターミネーターカ!!!と突っ込んでしまうほどです!!

それ以外はほぼ完ぺきに近い気もしたけど、もう少し刺客達に焦点を当ててくれてもよかったかもなーとも思いました。

何気にいいアクセントになっていたのは、伊勢谷さんでしたねー。

この方もだんだんいい味をだしてくる俳優さんになってきましたねー。上からでごめんなさい!

山田孝之も最高。

あの人もタッパのある人じゃないけど、貫禄があるのよね・・・。

ちょっと太ったかな・・。あの時代劇の装いが似合う似合う。本当にいい俳優になりましたよねー!!

一見るの価値は確実にありますよ!!

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