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ブタのいた教室(ネタばれ注意)

   前田哲監督作品 「ブタがいた教室」

 まず、この作品がドキュメンタリーからスタートしたっていうのは初めて知った情報でした。

教師と生徒と豚。

それぞれどう向き合っているか「ブタをたべるか・たべないか」という論点において。

面白いし、かなり斬新な題材だと思う。

エンターテーメントの中には、それはその作品自体を楽しむっていうことも重要だけど、やはり何かを感じ取ったり、考えたりすることが大切な部分の一つだと思う。

確かに、ペットを食べられるか?

という論点においては、「NO」という人は大多数だろう。

ただ、豚という所に目線を落とした時どうだろう・・・・。

これは子供だけじゃないくて視聴した多くの観客たちにも非常に考える材料になったろうと思うわけです。

先生は「何が正しくて間違っているということはない!」と子供たちに再三言うわけです。

ただ、生徒たちの話し合いの中に、「楽しい思い出や、苦しい思い出がいっぱいあるのに殺すなんてよく言えるね」という感情論に走った発言や、人間の「責任」の取り方の話など非常に面白く正当な意見が沢山出ていた。

この作品に台本はあったのかな・・・多分なかったんじゃないのか?

生徒たちの表情から、言葉から、作られた感じを一切受けなかったのでそう感じた。

ドキュメンタリーのようにとったのか・・・・。

いずれにしても、先生が出した結論自体もよかったか悪かったかすらわからない。

でも、分からなくていいんじゃないかという風にも思った。

答えなんてない。きっと出ない。平行線だ。

ただ、あそこにいた生徒たちは、視聴者は、食物を頂くことに対して、何かしら考えるきっかけにはなったのではないかと思う。

生きとし生けるもの、食べていかないと人間は生きていけない。

ただ、頂く時、その食物に対してどのような気持ちで頂くのか。

「いただきます」という言葉の深さにも新たに気がついた気がした。

このような切りこんだ題材をテーマに作品を作ってくれたことを嬉しく思います。

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