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2011年4月

フィギアスケート2011

  日本選手は、震災のこともあって、是が非でもいい演技がしたいと思ったでしょうね。

そのなかでも安藤選手の演技には心を奪われました。

ジャンプとか、スピンとかそんな一つ一つの要素じゃなくって、演技全体の流れが、ストーリーが慈愛で包まれたようなそんな感じを受けて圧巻でした。

個人的にフィギアスケートで涙を流したのは初めてかもしれない。

村上選手の演技も若さあふれていて弾けている感じが伝わってきてとてもキュートでした。じゃっかん緊張していたのかな・・って感じしましたけど。

そして真央ちゃんなんですが、ここからは辛口、嫌な方は見ないで下さい。

もうね、自信のない感じが全体から漏れ出ている感じがしました。演技をする前からそんな気がして、演技の最中でも綺麗だけど心を奪われない。

技術を見ている気になる。

それが安藤選手、キム・ヨナ選手との大きな違いだったと思います。

旬を過ぎた女優を見ているような気分になりました。

嫌な表現ですが。

アメリカの選手にレイチェル・フラットという選手がいるんだけど、彼女はずっと目に飛び込んでくる感じなんです。

ちょっとフィギアスケートされてる方の割にはふっくらしていてとても可愛いんです。

でもジャンプのスピードやターンがとても綺麗でダイナミック緩急の演出がうまくて見ていて引き込まれました。

期待の選手です!!

明日のフリーではどんな演技を見せてくれるのか本当に楽しみです!!

マドンナ・ヴェルデ(ネタバレ注意)

  NHKドラマ 「マドンナ・ヴェルデ」

 新堂尊原作 「ジーン・ワルツ」と対になっている作品「マドンナ・ヴェルデ」

「聖母みどり」娘の代理出産をすることになった55歳の女性の物語。

私は女で、子供を産むことができる性別に生まれてきた。1か月に一度月経がやってきて、子宮が動いている。

ただ、もし、何かの病気で子宮を摘出しなければならなかったら?

自分が結婚していて子供を望んでいたとしたら?

この作品は女性とって他人ごとではないテーマを扱っていると思いました。

子供を産みたいとか育てたいって願望は女性の本能みたいなもんじゃないかな・・・と思う。

たとえ、一生結婚しなくても、出産しなくても、一度は思うものだと思う。

それが女性に生まれてきた性質だから。

なので、この作品に描かれているテーマは、賛否両論あるだろうけど、それも含めてしっかりと結末を見届けたいと思いました。

「孤高のメス」で臓器移植が国で認められていない時代の話を扱った時、いろんな物議をしたことと同じように、この「代理出産」に対してもたくさんの意見がるんだろうな。

高齢出産におけるリスクは、30代後半からあるものです。

丸高というしるしをつけられるのは35歳から。

55歳のみどりさんの体には非常に負担であることにはかわりない。

自然分娩じゃない、帝王切開でも同じこと。

ただ私はこのドラマを見て思うことは、「無事に新しい命が望まれる人によってさずかったらな・・・」そう思うのです。

そんな気持ちを持ちながらこの作品を見ています。

そして松坂慶子さんがその役演じている。

もういうことはありません。

彼女の中から命の輝きが見える・・・そう長塚さんが言っていたけど・・・。

彼女から命の輝きが漏れ出すことになんら不思議がないそんな魅力的な人物を演じられるこの年の女優さんはいません。

UDON(ネタバレ注意)

   本広克行監督作品 「UDON」

 香川県を讃岐うどんを前面的に押し出した作品。

徹底ぶりは出演者にもおよんで、香川県出身のたくさんの俳優さんが出演していました。

監督は本広監督で、「踊る大捜査線シリーズ」一連の監督を務めている方。

なので必然的に制作はフジテレビ系列のものが多い。

今回のこの作品、感想一言でいうと・・・・「なんか足りない作品」

面白さも、感動も、物語性もなにもかも、あと一つまみの塩が足らない・・・という後味。

なので、全体的に見るペースが長く、非常に時間がかかりました。

単純にいうと、きっと映画館で見ていたら時計の確認をしただろうな・・・。

ユースケさんとか、小西さんがどうとか関係なくって、ええと、うーん・・・・やっぱりお話の部分かな・・・。

最初は凄く勢い良かったんですよ、田舎に出戻ってきたユースケさんが、うどんブームを作り出すって所は。

讃岐うどんは本当においしいし、この土地ならでわの食べ方が風習がある。

そして店は営利目的であってそうでない部分がある。

へんな話ちょっと職人気質な人が多いし、作り方も値段も安いし、独特なんだよね。

でも絶対的に「讃岐うどん」がおいしいのは間違いないから、ブームになった!!って言われても違和感はないと思う。

この土地ほどうどんをおいしく安く食べられるところないからね。

なんだけど、うどん職人になるくだりあたりから方向性がわからなくなった。

継ぐわけじゃなのか?

じゃあ、なんのつもりで松井製麺所の味を復活させたんだろう?

ってところとか、お父さんとの関係性のことについても・・・なんだか最後まで引き込まれることがなかったのねー。

けっこうクライマックス重要な部分だったのにもかかわらず・・・・。

それにしても個性的なメンバーで、コント的に運ぶのかと思いきや、意外とみんなまじめな方向性に落ち着いたっていう印象。

もっと突き抜けてくれても面白かったのにね。

ブームの後の空しさみたいなのはよかった。

その土地のはやり方ってのがあるからね、讃岐うどんは行列!!!!っていうよりも、もっと生っぽい地域に密着したはやり方のほうが似合っている。

基本ゆっくりとした土地だし。

八十八か所とかもあって、巡礼されている方も多いしね。

てなことで、基本私は香川を愛しているので、ありがたい作品でした。

いいところですよ、うどんだけじゃなくて、海の幸もみかんも美味しいよ!!

生誕100年 南圭子展

   生誕100年 南圭子展

 今月伊勢丹の「えき」美術館に来ていたのは南圭子さんの作品達。

とても独特の絵を描かれる方だな・・・というのが印象です。

ぺん画なのかな・・・、とても細かくて、人間にしても動物にしても植物にしてもほんと独特な捉え方で書いてるなという感じ。

色彩の中心はペールトーンで見ていて癒されますね。

そしてこの方はフランスへも留学されていたようです。

なんだか、色の感じがね、パリの街並みを思い出します。

ああいう淡いグレーとかオフホワイトの壁だったりを・・・。

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婚前特急(ネタバレ注意)

   前田弘二監督作品 「婚前特急」

 4月見たい映画で上げていた作品2本目「婚前特急」と「英国王のスピーチ」あと残るは、3本なり。

「阪急列車」と「GANTZ2」と「八日目の蝉」いやー4月は見たいのが多すぎる・・・。

ということで見ました。

「めっちゃ面白かった」というのが感想。

何がって吉高由里子さんですよ。

もー彼女の大ファンになりましたねー。

なんか「5LDK」とか「Aースタジオ」とかでも見ててももう本人のキャラクターがめっちゃ面白いじゃないですか、世の男性が彼女に夢中になるのもある意味当然のように思いますねー。

凄いっすよ、魅力全開。

また、その魅力ってのがね、女性にも通じるってのがね、ほんと女の私から見ても凄い好感のもてる魅力なんですよねー。

私、よく映画雑誌とか読むんですよ、そこでこの婚前特急やらGANTZ2なんかで吉高さんの記事読むけどね、この人根本的には真面目だと思うんです。

感覚的にいうとね、ざっくり本能で空気感を捉えて反応しているような雰囲気です。

GANTZのインタビューで二宮君や監督なんかが、頭のいい人って表現しているんだけど、そんな感じしますねー。

場の空気をフッと外してくれるっていうか、軽くしてくれるっていう感じがするんですねー。

なのでこの映画に関しては吉高さんの魅力を最大限に表現した1品っだた。

という印象です。彼女は将来絶対大物になると思う。

とにかくね、チエって子はいやな子なんですよ。

作中でも言ってましたが、人を人として見てないというか、上から見ているというか、自分が選ぶ立場で、選ばれるなんてそもそも思ってないというか。

高飛車で傲慢、プライドが高いけど、非常に自分に正直で、サラッとしている。

そして何よりも美しい。

そんな女性なんですよ、演じる人がこの人じゃなければとても成立しない脚本だし、この人の為に出来たんじゃないの?と思わせる作品でした。

とにかくもやもやとしたイライラとした不安げで、不器用な感じが全面的に出ていて、生きずらいだろうな・・・と思った。

でもそんな彼女が最高にかわいいんだよねー。嫉妬していると周りにいる全員がわかっているのに、それを自分が一番わかってないという滑稽な感じ。

これが非常に人間らしくておかしくておかしくて最高でした。

そしてもう一人最高な男が浜野謙太さんこの方は音楽家の方らしいけど、もー監督さん最強のキャスティングしましたね。

彼も最高によかったですねー。今後ドラマや映画の起用があるんじゃないですか?

もー何が最高って、超一般的にいうと3枚目じゃないですか、なんだけどこのフテブテシイ感じ。最高。

人の話聞かない、妙に自分の理屈で生きていて強引な印象。

凄い素でやってんのか??というほどのナチュラルな芝居。

うまーい。ほんと上手かった。

この視聴者におまえはないやろー!!思わせといて・・・えっ??まさか田無??

みたいな・・・・。

凄いな・・凄い映画や!!

見前絶対に加瀬亮くんやろー!!と思ってったのに・・・・田無かよっ!っていうね。

もう田無最高やったなー。

みかちゃんに惚れてるし・・・とかいうシーンとかほんま人の心全く無視やなみたいな。

あの鈍感なところと憎めないところの同居した感じが最高でした!!

もー幸せになれると思うから映画館で見てください!!

吉高由里子最高ですよー。

GANTZ2も楽しみー!!こちらにも彼女は出てますからねー。また雰囲気全く違うけど。

二宮君との相性はどうでしょうかねー。

MY・旅・in・美作

  MY・旅・in・美作

 幼友達と一緒に旅行に行ってきましたー。

岡山県の美作という所です!!

女子同志、癒しの旅ということで湯郷温泉へ!!

この美作という所は、なんとあの宮本武蔵の生誕地でもあったんですねー。

実話、知らずに行きました!!

2409 天気はあまりよくないけど、雨は降りませんでした。

なんや、かんやいって結局くもりの女なのかなーって思います。ちょっと嫌だけどー。

今回のお宿は

2422 といっても日帰り旅行なのでー。

なんだかねー、周りは住宅地なのにこのホテルだけが異空間という雰囲気を醸し出してました。

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まずはランチから!! 2411 前菜やスープは取り放題でしたが、いやーやはり年なのか、そうたくさん食べれるものじゃないですねー。

2412 メンイを魚とお肉が選べたんだけど、私たちは肉を選択!!凄く柔らかくておいしかったでーす!!2414 デザートは、チーズケーキとカシスのシャーベット!!

ローズヒップティーでした!!満腹満腹!!

ちなみにアロマ体験もしたよー!!価格は1,500円でした!!

自分でオイルを作ろうみたいな体験でした!!オレンジ・ゼラニウム・ラベンダーから選べて私は、ゼラニウムにしました!!

002 ハンドマッサージのやり方をお互いやりあって、リラックスです!!

2417 SPAの中はこんな感じでしたー!!

内装も綺麗でかわいい感じでした!!本当はエステとかもやりたかったけどー!!

2423 お風呂(温泉)にも入れて大満足!!

帰りのバスの途中のパーキングでたい焼き食べました!

なぜ旅の途中のたい焼きはあんな美味しいのかな・・・って思います!!

   新しい靴買っちゃいました!!

結構、探し求めてた理想の靴です!!

いっぱい履くぞ!!2428

おひさま(ネタバレ注意)

  NHK連続テレビ小説 「おひさま」

 久々にハマれそうな連続テレビ小説です。

主演は今を時めくもうすっかり有名な国民的女優井上真央ちゃん。

そして、今回は脇も凄いことに・・・、お兄ちゃんに田中圭、瑛太くんの弟、未来の夫に若手映画俳優高良健吾と、友達役に満島ひかり・・・。

ひえー映画なみですね。

やはりいくら演技がうまくても人に顔が売れていないとなかなか興行収入につながらないってのが悲しい所、正直上に書いた俳優さんたちは、単独でお客さんを動員できるほど顔が売れていないので、ここで下手こいても傷にはならないNHKあたりででておくか・・・、しかも主演はすっかり牧野つくしでお馴染みの「井上真央」さま。

なんて腹の黒いこと考えてしまう一視聴者です。

でも演技派皆様とてもうまいし、勢いのある若手さん達ばかりなので、これは面白い作品になりそうということ半分と、この勢いのある若手俳優さんの共演を楽しみにみよーってのが半分。

とってもミーハー的な気分で視聴しましたー。

いやー、こんなに泣いたことあるかな・・・朝ドラ・・・。

ていうぐらい泣いてしまいました。

正直真央ちゃんはあんまり出てなくて子役さんのところだったんだけど。

昭和7年とか8年とかで、第二次世界対戦に突入していない時代。

昔よき時代に品のいい家族が安曇野に引っ越してきたってところからスタート。

主人公のお母さんのやさしさと、病気と闘いながら家族によりそっている姿。それを見守る家族と、友情と貧困の描き方が凄くよくて、もう泣けてしょうがなかった。

先生の伊藤あゆむさんもやさしさ満載でほっこりしたし、今やブレンディーの宣伝でしかお見かけしなくなった原田知世さんも品のいい、病弱だけど芯のあるやさしい母親で印象ふかかったです。

なんか子役の子がオーバーなお芝居しないところも凄く好感が持てました。

なにしろかわいいしねー。

「陽子の陽は太陽の陽なのよ」

っていうセリフがキーワードになりそうですねー。

あの山頂から見た長野は非常に綺麗で印象的なシーンです。

さて真央様はどんな女性になるのかな??

風が強く吹いている(ネタバレ注意)

   大森寿美男監督作品 「風が強く吹いている」

 「清々しい映画みたな」っていうのが見終わった後の感想でした。

やっぱりスポーツっていいなぁ・・・しみじみそう感じる。

この作品は爽やかで・清々しい部分に重点をおいて作った作品なんじゃないかな。

なんかね、文系男子が頑張って駅伝目指しましたって感じのにおいがする。

というのがね、主演の小出恵介君がそもそもスポーツって匂いしない人じゃないですか、頭で考えて行動する理論と、冷静な判断で駅伝を乗り切るっていう。

スポーツやっている人独特の、裏のねちねちした感じがまるでないのね。

やっぱり本当のアスリートってのはもっとドロドロしているし、湿度も濃い気がするけどね、この作品に関してはそのあたりがまるっきりないのね。

「さらーっ」としている。

内部の問題も、あるにはあるけど、さらーっとしている。

だからかな、最初のほうは凄く物語に入っていくのに時間がかかったの。

引き込まれるって感じがなかったもんだから。

ひとりひとりの描写が薄いってところもあると思う。

もう少し、描く対象を減らして、組み合わせれば面白かったかもしれないけど、林遣都くんのくだりも凄くさらーっとしていたし。

小出君のエピソードもさらーっとしていたしね。

ただ、この二人に関してはものすごく男前に見えましたねー、

スポーツ男子がここまで男前だったら画面にクギズケですねー。

綺麗な汗でしたね。

ただ、最後は本当に感動して、スポーツって最高とか思えたからいいんだけど。

やっぱり才能のあるなしにかかわらず、どういうモチベーションでその事柄に挑むのかってことが重要なんだな・・・と感じました。

最後、林遣都君が高校時代の人にあやまっている部分がありましたけど。

あそこが、そのことを象徴的に表していた部分でしたねー。

小出君のキャラクターはなんだか達観していましたね・・・。

悟りを開いているというか、最初からやることが見えていて迷いや葛藤がない。

彼が、箱根駅伝をこのメンバーで走りきるって言い張った、あの自信がどのあたりからくるかわからなかったけど、多分高校時代に、父親であるコーチの思うがままに走っていて、朽ちていった己の体と精神を、取り戻すがごとくこのメンバーで箱根を目指したんだろうね。

とにかく清々しい映画ですよ。

こういうスポーツ青春映画は見ていて元気になれますな!!

純喫茶磯部(ネタバレ注意)

  吉田恵輔監督 「純喫茶磯部」

 どんな作品か全く知らない状態で見ました。

「ジーン」とくる、確実になんか心に置いてこられたような作品でした。

前書いた「東南角部屋二階の女」と比較するわけじゃないけど、ジャンル的には多分おんなじ類なんだと思うんだけど。

けだるそうな仲里依紗の表情と、佇まい、宮迫博之のええ加減な代表者みたいな表情と佇まい。

なんかね、今の私の心境とすごいマッチして、もうスーッと入っていった感じでした。

話は本当にありがちな気がするけど、不思議とすごい引き込まれたのね・・・。

超不思議女子の麻生久美子さんがまためちゃめちゃよくて。

この3人の化学反応が凄い生きてたように思いました。

上手かったすごく、この3人が。

この人たちの心情が中心に話が展開していくでしょう、なんで凄い芝居が重要っていうか、映像や音楽で見せるタイプじゃないからよけい・・・。

上手かったなぁ。

父親と子供の微妙な距離感。あの距離感がねー。微妙な感じでちゃんと描いてありました。

くっさーと思うシーンは全くなく、それがこの作品のリアリティーになってたな。

生っぽい、あの距離感が。

仲里依紗の叫びだしそうで、押し込める感じとか、傷ついてるけど、強がっている感じとか凄くダイレクトに飛び込んできた。

麻生さんの心に傷を抱えているけど、うまく生きていけない不器用な人。

人に誤解を受けやすい、生きずらい人の独特な感じをめちゃリアリティーありで演じててこちらも凄い見事だったのね。

最後にこの仲さんと麻生さんは会うのだけど、その心を打ちとけている感じを少し感じさせながらもさらっとしている感覚とか。

これは男の人が撮ったんだー・・・。すげー。と単純に思ったりした。

浜田まりさんのあの「大人だってドキドキしたりしたいって思ってんのよ、あんたと同じ」みたいなセリフもなんという説得力と思えたし。

全員ドンピシャによかった!!

私はこういう映画がすきですねー。

後、あの純喫茶のダサさを追求したようなデザインと、あの冷凍ピラフとかのテキトーさも最高でしたねー。

ちょっと疲れた女子におすすめ。なんか元気になると思うよ。

東南角部屋二階の女(ネタバレ注意)

  池田千尋監督作品 「東南角部屋二階の女」

 深夜の枠でテレビ放送されているのを見ました。

キャストが西島秀俊さんと、加瀬亮君だったので、録画してみてみることにしたのです。

このキャストで、この雰囲気でとなるともっと暗くて湿度のある作品を想像していました。

なにせタイトルが面白いじゃないですか、凄く興味をひくというか。

印象としては結構軽いイメージでしたね。

ドラマで「ありふれた奇跡」というドラマに似た雰囲気というか。

加瀬くんと西島さんが持っている雰囲気をそのまま使ったというか、そういう状況を全部そろえて流したっていう感じ。

なので、正直エンターテイメントとして捉えるとどうかな・・・という気がした。

起承転結の強弱が実にわかりにくい感じなんです。

ひとつひとつのエピソードがわかりにくいから、正直誰にも感情移入できない。

しいていうなら香川京子さんと、高橋昌行さんに感情移入する感じかな。

アパートの2回角部屋に住んでいた藤子さんが、婚約者のままで終わってしまう長い年月とか、それを横で見ていたおじいさんとかの気持ちがながれてきて、着物を見たときの香川さんのお芝居には涙でそうでした。

開かずの間と化していた角部屋で着物が見つかった時の驚きと、何かが解放されたような表情が印象的でした。

おおよそ魅力的ではないこの主人公を演じた西島さんは、感情表現の少ない微妙な役柄を役柄の通りに微妙に変化をつけて演じていた。

最後のスーツに身を包んだ姿はなんだか晴れやかな感じがしてああ、彼も何かを吹っ切って前に進むんだなとわかった。

本当に映画向きな作品。

スクリーンに集中してもらってこそわかるその微妙な変化が「日本映画らしい」と思いました。

加瀬さんは本当にこういう一見何を考えているのかわからないような役をやる。

自然に、ごく自然にちょっとおせっかいな感じの微妙な距離感で演じる。

邪魔にならない程度の隙間をあけて存在する。

役柄的には本当によくわからなかったけど、絶対このストーリーになくてはならない人のように存在する。

なんだろうか・・・。

新人の女優さんなんだろうか?

彼女もすごくよかったなー。

雰囲気的には西島さんとも、加瀬さんともあってたし、存在感もあったし。

そして語らずにはいられない女優さん、香川京子さんです。

もう上品。

いますかね、今旬な女優さんでここまでの気品の持ち主。

素晴らしすぎますよね。

彼女を見れただけでも満足ですわ。

英国王のスピーチ(ネタバレ注意)

  トム・フーパー監督作品 「英国王のスピーチ」

4月見たかった映画第1弾がこの作品。

今年の米国アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した作品。

地味な作りですが、人の描写は非常に丁寧に描かれていて、物語の中にすっと入っていった作品。

イギリスの作品特有の上品さがただよった作品でした。

なので、当然のごとく派手なアクションや画面展開はなしです。

一人の言語聴覚士ライオネルとの出会いにより、義務になってしまった「英国王のスピーチ」無事に成し遂げられるかというすストーリー展開。

イギリスってね、凄く紳士的なイメージ=固いイメージありませんか?

フランスみたいに華やかなわけでもなし、イタリアみたいに明るいわけじゃない。

あくまでイメージの話です。どこか畏まっているというか。

そういう印象が映画の中でもずっとただよっていた感じなんです。

ジョージ6世は兄がいて、健康で自分が王になるみこみなんてないと思っていた男性なんです。

それが、ある切っ掛けが原因で自分が必然的に王にならざる得なくなった・・・。

そういういきさつのある人なんですね。

最初からあなたが「王」になるのよ、と育てられた人と、ならないけど、英国王室の教育をずっと受けて育った人ってどこかモチベーションが違うんじゃないかと思うんです。

兄は、女性にもモテて、将来も王になるとほとんど約束されたような人。

彼らのまわりにいる人もそんな風に彼らに無意識に接していたことでしょう。

ジョージの吃音症の原因がまさに幼少時代にあったという部分に気が付いてくれる人がライオネルだったんですね。

ユーモアたっぷりに医師という言葉を使わず、彼のその原因に迫っていく。

そして、君は王にふさわしい資質の持ち主だという自信を与えていく大切な役割でした。

王は不器用な性格と王室育ち独特のプライドの高さからくる難しい感じで、ライオネルも大変試行錯誤しながら、王に向き合っていく。

それでも目線をそらさず、対等な立場で王の心の傷を紐解いていく。

そういったエピソードを実に丹念に描いていく。

妻のやさしさと、娘の愛らしさと一緒に初めての「スピーチ」に挑むのです。

けしてすらすらと述べているわけじゃない、不器用だけど一言一言しっかりと言い放つその人柄が、人々国民にもとどいたのではないかと思いました。

すごく心温まるやさしいストーリーでしたね。

そしてこのような人間そのものを中心とした作品を描くときやはり、役者の芝居に非常に重点がおかれてくると思うのです。

ライオネルもジョージ6世も奥様も、みなそのわきにいる人々も素晴らしいお芝居でした。

本当におすすめする1作です。

もちろん、自分もへー今年の作品はこれか!って感じで見に行きました。たぶん賞を取らなかったら映画館で見ていないかもしれません。

印象としては丁寧に作られたいい作品をみたなーって印象です。

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